【JK】優しさしか溢れてない世界で 3

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わたしがジョングクさんと呼べば苦しそうな顔をして返事をして。わたしの一言一言に辛そうにして。記憶のないわたしと過ごす時間はきっと地獄だったでしょう？でもわたしの傍から離れなかった。ずっと支えてくれた。

無茶をするわたしを心配してくれて、自分を顧みないわたしを怒ってくれて。たくさんの愛情と優しさで包み込んでくれて。ずっとずっとあなたの隣は温かくて居心地が良かった。

あなたを忘れる前と忘れてしまった後、両方ともあなたに対する想いは何も変わらなかった。同じようにあなたを素敵だと思って。温かい気持ちになって。傍に居たいって思って。そして好きになった。

こんなに素敵な人だったなんてね。分かってたいた筈なのに、思い込んでいただけかもしれない。今ならもっと分かる。あなたがどれだけ素晴らしい人かって。

だからもっともっとあなたに感謝を伝えればよかったって思う。あなたがくれる愛情にもっと答えれば良かったって。

わたしなんて、なんか思うんじゃなくて。あなたにわたしは不釣り合いなんて卑下しないで。恥ずかしがらないで。新しいことに戸惑ってばかりいないで。素直に思うままにあなたに想いを伝えて、同じように包み込みたい。





ねぇ…まだ間に合うかな。

記憶を失う前に思ったことはあなたに好きだと、愛してると伝えたかったってこと。それは今も変わりない。

ちゃんと伝えたいと思う。伝えなきゃだめだと思う。そしてたくさんのありがとうも言いたい。



ねぇだからお願い、早くわたしを目覚めさせて。目覚めたらまた忘れてるなんてことないようにして。ぜんぶぜんぶあなたのことを覚えているわたしでいさせて。


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