検索窓
今日:10 hit、昨日:5 hit、合計:388,781 hit

18 ページ18







しばらく歩いていると、グクが何かに気づいたように私の方をばっと向いた。


『なに?』

「もしかして、こっちAの家の方面じゃない?」

『……あたり』


もうすぐ着いちゃう。
あの元カレに会いに行くことなんて、すっかり忘れてた。


「え?ついてきてほしいとこってAの家?」

『……うん』

「……えーと、それはAさん、お家デートってことっすか?」

『え?!』

「初めてお家誘ってくれたね(笑)」


ニヤニヤしながらグクが私を見る。


『いや、あの、誘ったとかではなく、』

「手繋いでもいい?なんてめずらしく積極的でかわいーなとか思ってたらそういうこと?(笑)」

『その、違くて……』


かわいい、とか私にたいして思うんだ。
びっくりして焦って、わけがわからなくなってしまった。


『ていうか、部屋入りたいとか思ったことあったの?』

「うん」

『えっ、』

「でも、まだ付き合ってそんなに経ってなかったから、嫌かなーって思って(笑)」


ずるいひと。
先輩のことがすきで、すきでしかたがないくせに。

まるで、私のことをほんとに好きみたいな態度をとるから。

なんだか、アイドルのファンになったみたいだった。
言葉では、まるで恋人みたいな言葉ををかけるけれど、実は本命の彼女がいるみたいなアイドル。


期待させておいて、
いつか私を簡単に捨てるんでしょう?








「A?考えごと?」

『……ううん。』

「そう?」

『あのね、グク。
今から家に行くのは、お家デートとかじゃなくて、』




「……遅かったな」





19→←17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (480 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1659人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク、テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月野(プロフ) - ふゆさん» ありがとうございます。ドキドキハラハラ四角関係?みたいなのとはすこし違いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです(^_^) (2018年11月17日 12時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ - テテくんの登場にドキドキです。続き楽しみにしています! (2018年11月10日 14時) (レス) id: 8d7e35afef (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - 里珠さん» 読んでくださりありがとうございます!続き書くの遅くて申し訳ないです…できるだけ頑張ります〜! (2018年10月23日 16時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - もぐらさん» 読んでくださりありがとうございます!映画やドラマだなんて恐れ多いですがとても嬉しいです。また更新頑張ります! (2018年10月23日 16時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - (名前)レンさん» いつもコメントありがとうございます!また更新頑張りたいとおもいます(^_^) (2018年10月23日 16時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月野 | 作成日時:2018年3月23日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。