恋を忘れた私と知りたいジョングク

妥協したご褒美 ページ17

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カムバ当日


音楽番組のステージの先には
沢山のarmyがその姿を待ち侘びているように
みんなの名前を呼ぶ声が聞こえる


ステージ裏にて皆んなが軽く発声練習や
振り付けの再確認をしてるのを何気なく見ている




JK「ヌナ、」




今日のジョングクは白いTシャツに
ピンクのシャツジャケット


シルバーのブレスレットもチョーカーも
全てシンプルだけどジョングクの顔を上手く映えさせていると思う


昨日は沢山寝たんだろうか


肌の調子も良く、メイクのノリも良かった




JK「あのね、お願いがあるんだけど…」


『えーまたぁ？

嫌だよ、恋愛がどうのとか言われても』


JK「ぶぶー、今回は違います」




今の言い方、ムカつくけど可愛いな




JK「今日のM COUNTDOWNなんだけど…」


『 M COUNTDOWNが、何…？』


JK「1位取ったら、さ…」


『1位取ったら…？』


JK「…ご褒美に、」


『ご褒美に……？』


JK「…デート、してほしい」


『それは無理だわ』


JK「えー！？なんで？

今行ける流れだったじゃん！」


『いやただ復唱してただけだし』




これでもかというくらい頬をパンパンに膨らましてるけど
なにそれ威嚇？




『何でそんなに私と何かしたいのさ

それにアンタ、自分の立場分かってんの？』


JK「あ、じゃあ分かった！

デートじゃなくていいから、ご飯食べに行こう！」


『いやそれデートじゃん』


JK「あ、じゃあ事務所でデリバリーしよ！

ね！それならいいでしょ！？」




多分だけどめちゃくちゃ妥協してくれたな


まあ、人に見られるのがマズいだけだし…




『分かった、それがジョングクにとって
ご褒美になるならそれでいいよ』


JK「分かった！僕頑張るからねっ」




……何でこんなに懐かれてんだろ









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