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轟くんはどこかぎこちない足取りで去っていった。やっぱり多少は緊張していたんだろうと思うと、なんだか申し訳なく感じる。
私はと言えば、その場から動けずに立ったままでいた。
「A」
「ぎゃっ」
首筋に冷たい手を添えられ、喉がつぶれたような声をあげる。
「な、なに！？」
聞き覚えのある声に勢いよく振り返った。その拍子に体勢を崩してしまい、ポスッと抱きとめられ、彼の胸の中に納まる。
「か、か、か、」
今の話が聞かれていたらどうしよう、と言いようのない不安が体を駆け巡った。お願いだから聞いていませんように。服の上からでも伝わるやわらかで上質な筋肉に身を包まれながら、辛うじて声をあげた。
「勝己くん……」
・
目の前のツンツン頭の名を呼び、焦りと不安と申し訳なさで固まっていたら部屋に連行されてしまった。なぜだか彼はベッドの上に仁王立ち、そして私はその下で正座させられている。
ピリピリとした雰囲気をどことなく感じ取ってしまい、顔が上げられずにいた。
「……オイ」
いきなりの低音に、肩がビクリと跳ね上がる。
「どういうことだよ」
やはり聞かれていたらしい。私の願いは儚く砕け散った。
「え、ええっと」
焦燥で呂律が回らない。彼の目が私を捉えて離さない。
嘘をつくのは無駄だな、と瞬時に判断した。
「轟くんから電話が来て……、外に呼び出されて、告白されました……」
心臓の動きと共に声も震えて、それを抑えるので精一杯だ。
「…………お前は、」
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鼓草(プロフ) - 私の思っているバクゴークンもこんな感じなんですよねかわいかったですありがとうございます何回でも見たくなりますだいすきです（一息） (11月8日 10時) (
レス) @page43 id: a5f127d657 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトウルフ - かっちゃんめっちゃ可愛いっ!!!!凄く好みの作品です!!読みやすくて面白くてかっちゃんかわいかったです(((*^^*) (2021年8月30日 20時) (レス) id: 5ed2c2a248 (このIDを非表示/違反報告)
大根 - いや、かっちゃん可愛すぎ！！「悶絶 (2021年7月15日 21時) (レス) id: 28fe3196c4 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 返信ありがとうございます！ないってことにしときます！笑かっちゃんが他の人と…ってちょっと嫉妬しちゃうので^^;笑こんな素敵な作品に出会えてよかったです！！！応援してます！！！ (2020年5月16日 6時) (レス) id: e2145b5dff (このIDを非表示/違反報告)
ひので(プロフ) - さやさん» きゅんきゅんさせたいと思ってかいているのでそう言ってくださってとてもとても嬉しいです…！（かっちゃん、経験あるのかないのかはお任せします……が私はうぶなかっちゃんとても好きです） (2020年5月16日 0時) (レス) id: e50bebed3f (このIDを非表示/違反報告)
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