会議室。sgiさん ページ42
【ねぇ、今ちょっと時間ある？】
【ありますよ！どうしました？】
【会議室来てくれない？】
【分かりました！】
ちょうど仕事が終わったところに、須貝さんから連絡が入った。
びっくりした。片思いしている相手から連絡が来るのは、いつまで経っても慣れないものだ。
そう考えながら、私は撮影部屋を後にした。
『失礼しまーす、、』そっと会議室に入る。
「あ、Aちゃん。ごめんね、急に。」
『いえいえ！！ちょうどやること終わったので！全然大丈夫です！』
「あ、そうなんだ。あのさ、今呼び出したのは、ちょっと、言いたいこと、あって、」
『何ですか？』いつになく真面目な須貝さん。その瞬間だけでもかっこいいなって思って、ドキッとする。
「あのね。」『はい』
「Aが好き。」
『へ...？』突然のことに変な声が出る。
「Aが好きだよ。Aが誰を好きでも、俺はAが好き。」
『へ、あ、あの、』
「急にごめん。どうしても伝えたくて。伝えたかった、だけだから。」
【伝えたかっただけ】そういった須貝さんの顔が少し悲しそうで寂しそうだったことに、少しだけ自惚れてしまった。
『好きです』 「え？」
『私も好きです。...きっと、須貝さんが私を好きになってくれる前から』
「、、うそ」
『なんで嘘つくんですか』
「やば、俺今めちゃくちゃ嬉しい」
『私もですよ』
「...抱きしめていい？」
『どうぞ、』
ぎゅぅ、と抱きつかれると、ふわっと須貝さんの匂いがして、しばらくして、離れる。
目が合った。
『それだけ、、ですか？』
照れる須貝さんに、少し意地悪を。
そう言った瞬間、須貝さんは男の顔に。
そして、
『...んっ』
始まりのキス。
『すきです』
「俺も」
あぁ、愛しくてしょうがない。
「A〜、須貝さ〜ん」
すぐそこから伊沢さんの声が聞こえ、私たちはぱっと離れる。
「続きは、またあとで」
耳元で囁かれ、顔に熱が集まる。
私の心臓は、大丈夫なのだろうか。
好きになったのが、須貝さんで、良かった。
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葵(プロフ) - 実紅露。さん» いえいえっ！！こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！嬉しいです！！ (2020年3月30日 17時) (
レス) id: 73270576ea (このIDを非表示/違反報告)
実紅露。 - めっちゃキュンキュンしました！ありがとうございます！ (2020年3月30日 10時) (レス) id: ec857bc14c (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグくらいちゃんと外して下さい (2020年2月16日 15時) (レス) id: 34c689493b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2020年2月16日 13時
