愛されメイドの備忘録 (ページ4)

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『男は皆そうやろ』

『横山く〜んずるない？2人でディナー？僕のお誘いは？』

『自分で誘えや』

横山さんはドアを開けると私をワゴンと共に中に入れた。

そしてドアを閉めようとすれば丸山くんが足を割り込ませた。

『余計な事は無しやで？』

『どうだろうな』

『またまた〜横山くん？僕は…許さへんからな』

料理を並べていると聞こえてきた丸山くんの低い声に私は咄嗟に振り返る。

しかし、既にドアは閉まっていて頭を拭きながら横山さんが近づいてきた。

『今日も美味そうやな』

「は…はい！皆さんとても喜んでくださいました」

横山さんは椅子を引くと私を座らせ、横山さんも向かいに座った。

『「いただきます」』

私は使用人用の料理を口に運んでいるとそっとお皿に置かれた美味しそうなお肉。

『食え、美味いで』

「あ…ありがとうございます」

一口で頬張るとあっという間にお肉は溶けていく。

「ん…とても美味しいです！」

『こっちも食え』

「いやいや…私はこれで大丈夫です」

『美味いから…食べて』

私のお皿に置いていく横山さんに押し負け私は料理を口の中に運んでいった。

「どれもこれも美味しかったですね！」

『そうやな』

食べ終わり、食後のデザートを食べる横山さんに片付けしながら声をかけた。