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147話 赤井side ページ18

『組織の情報を流す代わりに私をFBIに入れて』



目の前に座った彼女がジェイムズに言った言葉を教えてくれる



「もし、従わなければFBIの情報を全て組織に流すという脅し付きで言いましたね」



ははは、あの時はどうしようかと思ったよ、とジェイムズは笑う



いや、笑い事じゃないぞ



「何故そこまでしてFBIに入ろうと思ったのかしら?」



ジョディが彼女に聞く



それは多分、と想像できる自分がいる



「好きな人を守るのに理由がいりますか?」


「・・・安室くんか」


「ええ。そうです」



ぼそりと独り言のように言ったが彼女には聞こえていたようで、返事が返って来る



その返事にまた自分の何かにモヤがかかる



安室くんは愛されているな



「でも多分もうすぐ私は、」



そこで話をそこで区切った



不審に思い彼女を見ると窓の方を見て目を見開いていた



だがすぐに視線を戻し、目を閉じながら言った



「多分もうすぐ私は、消えることになります」



そう告げた

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作成日時:2017年1月8日 23時

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