準備中 ページ35
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「でも、これでお別れじゃないでしょう？ みなさん傷つきすぎでは」
「んな澄まし顔すんなって。川上だってつら〜いくるしい〜でしょ」
「メンヘラかよ」
河村に揶揄されて一層眉間のシワを深くする川上。それに繋ぐように「メンヘラだ！」とAもからかうので、読んでいた本をパタンと閉じてもう知らないですと別室へ移動してしまった。
伊沢は知っている。川上だって、Aちゃんが大好きだってこと。そりゃあお菓子だとかなんやらでバタバタしたな〜とずうっと昔にように振り返ってみるが、川上の目は決してAちゃんを否定したことがなかったことは明確であった。ただちょっと、他の人がいると素直になれないところが難点なだけ。
「行っちゃった」
「あ〜あAちゃんのせいだ〜」
「川上泣かせた〜」
「やーだあ、後で謝りに行こ」
感情を押し殺すようにして無理に笑ったAの笑顔が一層辛くさせてくる。
山本は大人数の会話になかなか入りづらく見ているだけであったが、考えだけはいっぱいいっぱいにあった。
どうして言ってくれなかったんだろう。複雑な感情がぐるぐるしている。話を聞く限り、彼女の仕事の関係で東京へきていて明日から元の場所へ帰るらしいのだが……だから、行っちゃ嫌だなんて言えない。バラバラの言葉を上手に紡げない山本は唇を噛んで涙を堪えるしかなかったのだ。
「でもまあ、お別れじゃないんだしね？」
「そ、そうだけどさあ！ でもさあ〜Aちゃん〜」
「ん〜こうちゃんかわいいね。一緒についてくる？」
「へっ？！ ってか今こうちゃんって！」
「Aちゃん、家の鍵はちゃんと閉めなきゃダメだよ？
あと、危ない人についてっちゃダメ。それと、ご飯はバランスよく食べること！」
「ふくらさんママじゃん」
「バランスよく食べてないのはどっちだよふくら〜」
「うるさいなあ河村〜」
じゃれあうように笑い合っていると、ピンポーンとオフィスに訪問者の合図が鳴る。
伊沢はみんながわいわいとしている間に玄関へ向かい、頼んでいたものを受け取ると後ろから川上が手伝いにきていることに気づいた。
「……川上」
「伊沢さん、内緒話って楽しかったですか」
「楽しいわけねえじゃん。カレンダーのバツマーク、あれお前だろ」
「あは、この日が来なければいいのにって思いました。真っ赤にペケつけておいたのに、今日が当たり前のようにきちゃうんですね」
「水上と同じこと言うな」
「え、まじか」
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ぷよーこ(プロフ) - 最初の頃にリクエストした『鶴崎くんのかわいいお話』ありがとうございました。これからも、書きたいものを無理のない範囲で書いていってほしいなと思っています。これからも応援してます(*≧∀≦*) (2019年1月10日 23時) (
レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
もも - そうなんですか…もっと真白さんの作品を見たかったけど、しょうがないですね。 じゃあ…男子たちの取り合いでお願いします。 悲しいけど、私はいつまでも待ってます！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: 172f64fb94 (このIDを非表示/違反報告)
もも - あと、私自身がクッキーを作るのにハマっていて… 再びリクエストさせてください… 東大王の男子4人と付き合っていて、カフェを営んでいたら…っていうのか見たいです。よろしくお願いします。 (2018年12月29日 7時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 妄想が異常なほどに膨らんでくるww 東大王の男子とデートするの楽しいんだろうな…(リクエストです) 作者さんの小説、大好きです！ *光ちゃんとお話(胸が小さいのがコンプレックスの主人公が相談する) *男子4人に取り合いされる (リクエスト2です) (2018年12月29日 7時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
もも[砂川さん推し] - 東大王の男子との交際秘話では、男子4人が主人公とどこで会ったのか、結婚したらとかそんな感じです。松丸くんのお話では、主人公との交際秘話をひたすら語るというお話です。きっかけとかお互いの好きなところとかを話すという話です。分かりにくくてすいません<○> (2018年12月17日 18時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
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