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「――いいわ、合格よ」
「えっ？」
Aがカードを裏にしたまま伏せた。レトカは唖然と手元のカートを見る。特に勝てる手でもないのに、突然言い渡された合格。一体Aは何を考えているんだ。
「別に何も考えてないわよ」
「アーシャさんって人の心読めるんですか？」
「癖なの。……まぁ君はわかりやす過ぎるけど」
癖とは、とレトカの言葉は聞こえないフリを決め込むA。
それよりも何も考えてない。と、こうもハッキリ言う事だろうか。困惑したレトカを置いて、Aは磯貝らに準備させた資料やらを乱雑に広げる。椅子に座り脚を組んだら完全に勝負モードは終わったらしい。
「取り敢えずレトカ、君の運の強さは認めるけど、この世の中運だけで勝てると思わない事ね。分かりやすいなんてディーラー失格よ」
「いや私ディーラー志望じゃな、」
「大人しく聞いてなさい」
「はい」
「それと、業界用語ね。最低限フロアに居るときは私を支配人と呼びなさい。君もそうでしょ。個人情報隠す為に“レトカ”って名乗ってるんだから。ツムギ君？」
どうして本名を、とレトカは問わなかった。手元の資料に全て情報は出揃ってるんだろう。聞くだけ無駄な時間を過ごす羽目になる。
「分かりました」
「それとイカサマ。君の店ではどうか知らないけど、ウチでは見抜いた瞬間口出しして良いわ。それでも尚続ける様な客はブラックリスト。そんな客はウチでも稼げないし、他に行っても身を滅ぼす。教えてあげるのも優しさよ」
その後もつらつらと指摘を重ねるA。気付けばレトカは必死にメモを取り、小一時間はAの話を聞いていた。
ゲームに加え気力を使い果たしたレトカが解放されたのは、Aが突如喉渇いたわなんて言い出し、渚がVIPルームに入室してからだった。
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camellia(プロフ) - 葵さん» うぐふっ(謎の声)…………有難いお誘い誠に心苦しいけど今回は見送らせていただきます……バチクソに私事なんだけど50作目にこっち名義で新作出せるように諸々準備中なので、現時点で出来かねるのよ……一連が落ち着いたら参加も考えます(震) (2020年11月12日 22時) (
レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - camelliaさん» やった〜〜。頑張った甲斐がある(まだ始まったばかり)。一人完成したら公開って形で順番に書かせて頂く予定なので、遅くなるかもしれませんが……！ 何に渋ってるかわかんないけど決心付いたらお気軽にお声がけ下さいね笑 (2020年11月12日 22時) (レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - 好きです(唐突な告白) いや企画の時点でも相当好きでしたけど！！一気読みして心撃ち抜かれました本当に……。募集企画に興味湧いてきたかもしれない。ほんの手伝いの分際でなんですが彼女の子のお話も心待ちにしております(小声) (2020年11月11日 21時) (レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twpf.jp/uranai_aoi
作成日時：2020年11月11日 17時
