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十三冊目【その本はどうかと】 ページ15
朝ごはんを食べたので二人で街に
買い物しに来た
なんかグル君、めちゃ目を輝かせてる
「グル君、本屋にちょっと寄るね」
コクンと頷いた...笑ってる顔が見たい
まだ、笑ってないよ...ｸﾞｽﾝ
ーーーーーーーーー
「うーん...ぐりとぐらにするか...
こまどりしょくどうにするか...」
今、一人で絶賛悩み中です絵本だからなー
グル君はどうしたか？彼は本を選んでるよ
買ってあげようと思って
お、さっそく来ました
「なんの本にしたの...え？」
持ってきた本の名前に驚愕した
【我が闘争】 【自由論】
......。
..................。
「なんで...この本？」
ささっとメモを書き始めた
『なんとなく』
『難しい本を読んでみたくて』
「これは...君には早すぎるよ」
お願い、そんなシュンとした顔しないで
悲しそうな顔しないでこっちが悲しくなる
「分かった、買ってあげる」
普通の顔に戻った目をキラキラさせながら
こうして本屋では
ぐりとぐら、我が闘争、自由論を購入
店員さんにすごい目で見られました...
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作者名：アイネスト | 作成日時：2017年9月14日 18時
