嫁VS仕事3 ページ3
YN「A…」
「っ・・・」
怒っているけれど、どこか泣きそうでもあって
きっと、僕の仕事と自分の気持ちがAのなかでせめぎ合っているのだろう
YN「僕は、この作品を演じてみたいと思ってる」
「っ…」
口を真一文字につぐんで
じっとテーブルに視線を向けたまま、僕の話を聞いているA
仕事も大事
でも、Aも僕にはかけがえのないとても大事な存在だから
どうしても僕の気持ちを分かって欲しかった
YN「この作品で、きっと僕はまた一回り大きくなれる気がするんだ。
引き受けた仕事は全力で取り組む。
ラブシーンも…必要ならばそれに応えたいと思ってるよ」
「…。」
YN「お願い、A。いつものように、僕を支えて欲しい。
僕の我が儘を許して欲しい。」
「…。」
作品に惚れて、僕も周りのスタッフもこのオファーを引き受けた
これほどに魅力のある作品なら、きっと世間にも受け入れてくれる人は少なくないだろう
しかし、それが出来るか出来ないかは
役者にかかっていることも
また良く理解している
だからこの役をやりたいと思った
自分はどこまでやれるのだろうかと
最愛の人の応援があればもっと頑張れる
だから、分かって欲しかった
最愛の妻である、Aに
僕がじっとAの横顔を見つめていると
Aはゆっくりと僕の方へと顔を向けた
「・・・見ないからね。ラブシーン」
YN「うん」
不機嫌そうに僕に言う
「ラブシーンの撮影の日は・・・ちゃんと事前に報告して」
YN「分かったよ」
ぷぅっと膨れているAが可愛いけれど
ここはグッと我慢して、真面目にAの言ったことに耳を傾ける
「女優さんを・・・好きにならないで」
YN「っふ(笑)なるわけないよ」
Aのヤキモチはカワイイ
可愛くて、しかたがない
「ユノは私だけのユノなのっ」
YN「うん。チョン・ユンホはAだけのものだよ」
「っ//」
Aへと微笑みかけながら、その華奢な手を握り言った
我ながら甘過ぎる台詞だけど、その甘さが心地良い
YN「愛してるよ。ありがとう。」
「…うん」
きっとまだAは色々と葛藤していて
許す気持ちも、許せない気持ちも
半分ずつなのだと思う
でもそこには大前提として僕への愛があるのが分かるから
そんなAが愛しくてしかたがない
「・・・頑張って」
YN「うん(笑)」
こうして、少しして僕はドラマの仕事へと入っていった
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裕(プロフ) - KTさん» いつもありがとうございます(*´ω`*)続きも頑張りますね♪ (2018年12月13日 23時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - お疲れさまでした。 まだまだ 続きが 気になります。 旦那さん なんて いいなあ！ (2018年12月13日 19時) (レス) id: 099478d664 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - KTさん» あ、そっか！だからか！(笑) (2018年12月6日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» ノーネガティブ！ (2018年12月6日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 40歳すぎたら ２０歳離れてる 女と 結婚しても 犯罪には ならないねｗｗ (2018年12月4日 19時) (レス) id: 099478d664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年2月15日 20時
