JKside ページ7
打ち合わせの時からジンヒョンの様子がおかしい。
資料は見てるんだけど深呼吸をしたり、目に力がなかったり…。
ヒョンは隠してるつもりだろうけどいつも一緒なんだから誤魔化せるわけないよね。
案の定ご飯も食べに行かないみたい。
さすがにあの状態で1人で帰っても何もできないだろうから僕も帰ろうっと。
「ヒョン具合悪いでしょ」
JN「いや…」
仕事が終わった安心感でかさっきよりも具合が悪そうなのに食い気味に否定してきた。
反射的に否定している感じなのかな。
とりあえず車まで来た。
隣の席に乗り込む。
席に着いた途端寝ちゃった。
昨日から体調崩してることはみんな知ってるのに。
少しぐらい弱音はいてもいいと思うけどな。
最近冷え込んできたから寒くないように僕のコートをかける。
僕も目をつぶっているとだいぶ宿舎の近くまで来たみたい。
ジンヒョンは変わらず眠ってる。
もう着くしいいよね。
さっきより熱が上がってそうなほっぺたを触って確かめる。
さすがに起きたみたいで眠たそうな目を開けた。
「ヒョン熱ありますよ」
目が合ったから言ってみたけどまだ起きてないみたいでゆっくりまばたきするだけ。
咳も出てきたみたいでさすがにもう誤魔化せないでしょ。
着いたのにヒョンが下りようとしないから手を掴んでゆっくり引き寄せる。
寝ぼけた顔して僕に引っ張られててかわいい笑
けど結構熱がありそうで心配だわ。
靴を乱暴に脱いでソファーに寝転ぶヒョン。
いつもなら玄関を散らかしたら怒るくせに。
今日だけは僕が代わりに直してあげる。
ソファーまで行くと体を小さくして目をつぶってる。
とりあえず休憩した方が良さそうだから部屋から毛布を持ってきてかけとく。
さて、何か食べれそうな物でも作るか。
お粥でいっか。
僕もめんどくさいからお粥〜。
JN「けほけほ……けほけほけほ」
お粥を作ってる合間もジンヒョンの咳が聞こえる。
本格的に風邪ひいてるじゃん。
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作者名：結良 | 作成日時：2022年12月4日 14時
