JNside ページ50
ん？
ここ…
あ…
病院だ。
点滴をしている腕を見て思い出した。
今何時だ？
真っ暗…。
さっきも暗くてその時は9時だっけ。
久しぶりに結構寝れた気がする。
そばに携帯があるかどうか見ようと思って体を起こそうとする。
昨日よりは楽になったけどまだ熱ありそうだな。
寝返りを打とうとするとお腹の辺りに重みを感じた。
ん？
恐る恐る触ってみる。
ユンギ？！
いやーこんなところで寝てたら風邪ひいちゃう…。
「ユンギ…ユンギ…」
SG「ん…？…っヒョンどうしました？！」
小声だけどすごく心配した様子で、それだけ心配かけちゃったんだなって反省する。
「そんなところで寝たら…だめ。」
SG「ん？あぁあのまま寝たのか…」
そう言って伸びをして首を回す。
いつからそこで寝てたんだよ…。
SG「具合は良くなってきました？」
「うん。ここに来た時よりも…ずっといいよ」
それは本当。
ぶっちゃけ病院までの記憶は苦しかったってことくらいで曖昧なんだ。
SG「ぼくこっちで寝ますからなんかあったら言ってくださいね」
「うん」
ユンギはソファーに横になったと思ったらすぐに寝てしまった。
何もかけないで寝るからびっくりする。
ソファーで寝てもそれじゃ風邪ひいちゃうよ。
看護師さんが用意してくれたのか椅子に毛布が置いてあるのが見えた。
点滴を持って毛布を取りに行く。
ちゃんと歩けるか心配だったけど案外普通に歩けて安心した。
けど頭は痛いし、熱のある体って感じ。
ユンギにそーっと毛布をかけてゆっくり布団に戻る。
ベッドに戻るとすぐに睡魔が来た。
こんなんで疲れててどうするんだ…。
明日の収録大丈夫かな。
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作者名：結良 | 作成日時：2022年12月4日 14時
