SGside ページ49
ベッドを上げて寝起きでよくわかって無さそうなヒョンに吸入器を持たせる。
始めはなんとか耐えていたヒョンだけど睡魔に負けて段々手の力が抜けてきてる。
ちゃんと口に当たっていなくてヒョンの手を元の場所に戻す。
一回は目が開くんだけどまたうとうとしての繰り返し。
かわいい…。
動物の癒し動画でも見ているような気分になってくる。
ヒョンを起こさないようにヒョンの手から吸入器を取ってヒョンの口元に当てる。
煙が出なくなった機械を端に寄せておく。
色々やっているともう消灯の時間になったみたいだ。
看護師さんが電気を消して回ってる。
看「あれから調子はどうですか？」
「あの後は眠れています。」
看「また何かあったら遠慮なく呼んでくださいね。」
吸入器を下げて、照明を落としていった。
ベッドのライトをヒョンに当たらないようにつける。
・・・
JN「げほげほげほっ…げほげほ…ん“っ…ごほごほごほ…」
比較的静かに眠れていたのに消灯してすぐ激しく咳込む。
胸を擦ってやるけどなかなか止まらない。
「ヒョン水飲んでみましょう」
案外すぐに治まってまた横になった。
JN「今何時？」
「9時ですよ。」
消灯されてて驚いたんだろう。
JN「ユンギ帰らないの…？」
「はい。ヒョンがさみしいだろうから」
JN「ふふっ…さみしくないよ」
「じゃあ帰ります」
JN「やー、…もう遅いし…」
もう素直じゃないんだから。
「最初から泊まる気でしたよ」
JN「よかった…ヒョンのこと気にしないで寝てね」
「わかってますよ」
こんな時まで他人の心配して…。
やっぱりヒョンが心配でこれ以上咳が出ないように願いを込めて胸をさすってやる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 181人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：結良 | 作成日時：2022年12月4日 14時
