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HSside ページ32

後ろを歩いていたジンヒョンとナムジュンとジミンが戻ってこない。







同じタイミングでスタジオを出てきたはずなのに。









ジョングガが探しに行ってくれたと思ったら息を切らして楽屋に戻っていた。









JK「ジンヒョンが具合悪くてトイレにいました。こっちに戻ってくるにはまだ時間がかかりそうって。」









TH「ヒョン吐いてるの?」










JK「たぶん」








それを聞いたテヒョンは何も言わずに座布団を集めて子上がりに並べ始めた。









それがいいわ!










楽屋に帰ってきてもすぐには帰れなさそうだし。










少し体休めないと。











全部の座布団を集めたら案外軟らかいベッドができた。










しばらくしたら3人が戻ってきた。










ジンヒョンはやっと歩いている様子で…。










子上がりになだれ込むように横になった。










ナムジュンが自分のジャケットをジンヒョンにかけている。










それを見て僕のジャケットもかけて体全体にかかるようにした。










ジンヒョンの呼吸音は喘息の人みたいでヒューヒューと気道が狭くなっていそう。










親戚の喘息の子にそっくりな音…。









ヒョン、喘息なんて持ってないはずなのに。










そんなことをヒョンの背中をさすりながら考えていたらヒョンが息を詰めるようになってきてなんだか様子がおかしい。











手で口元を押さえ始めてさっきまでトイレで吐いていたことが頭の中で繋がった。











HS「ジョングガッ、そこのタオル取って!」











すぐにタオルが飛んできてヒョンの口に当てた。










すぐに戻し始めたんだけどほぼ何も吐けてない。










何も吐けないのにえずく度に呼吸が乱れて苦しそうだ。

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作者名:結良 | 作成日時:2022年12月4日 14時

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