RMside ページ31
JN「いけるかも……」
力なく目が開かれたと思ったらゆっくり立ち上がるヒョン。
僕と大して身長が変わらないヒョンなのに今は一回り位小さく見える。
フラフラと頼りない歩きをするヒョンを自然と2人で支える。
手すりにつかまりながらゆっくり楽屋まで歩く。
何とか楽屋まで来られた。
楽屋に入ると子上がりに座布団が引き詰められていて簡単な寝床が作られている。
TH「ヒョン横になって」
楽屋にいたメンバーに誘導されてそのまま子連れていかれた。
ジョングクが伝えてくれて準備していたらしい。
マネヒョンにも伝えたら病院を手配してくれてるって。
ヒョンは横を向いてまた早くなってしまった呼吸を整えている。
少し動いただけで全速力で走ってきたんじゃないかっていうくらいの息切れをしていて本当にただの風邪なのか疑いたくなる。
HS「ジョングガッ、そこのタオル取って!」
ホソクの焦った声が聞こえて振り返ったらヒョンが口に手を当ててる。
ジョングクがホソクに向かってタオルを投げると素早くヒョンの口元に当ててやってる。
HS「ヒョン、手離して大丈夫ですよ」
JN「ウッ………ゴホゴホ……んっ…ゴホッ…」
えずくタイミングに合わせてホソクが背中を強めにさすってくれているけどさすがにもう吐くものがないみたいだ。
ヒョンも疲れてきたみたいで力なく目を閉じたまま荒い息を繰り返すだけになってしまった。
時々咳込んで顔をしかめるんだけどぐったりしている。
SG「ちょっとヒョン意識あるよね?」
シュガヒョンが焦ったようにつぶやく。
確かに急に静かになったかも…。
SG「ヒョン!大丈夫?!…ジニヒョン!?」
強めに肩を叩きながら意識を確かめてる。
何度か肩を叩かれてやっと重たそうな瞼を開けてくれた。
SG「よかった…。ヒョン急に静かになったから焦った…。」
ヒョンは目を開けてユンギヒョンの顔を見たけど何も言わずまたすぐに目がゆっくり閉じられた。
意識はあるけど飛ばしかけてないか?
早く病院連れてってやらないと。
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作者名:結良 | 作成日時:2022年12月4日 14時