SGside ページ23
「すみませーん。夕食なんですが1人体調が悪い人がいて何か食べやすいものを出して頂くことはできますか？」
従業員「あらそう〜。料理は承ったけど、大丈夫かい？」
「薬はあるんですが…心配ではあります。よろしくお願いします。」
従「は〜い」
感じの良いおばさんでにこやかに対応してくれた。
料理が来るまで一休みでもするか〜。
あくびが出て自然と体を伸ばす。
部屋に入ると静かでナムジュンは携帯を見て、ジンヒョンは相変わらず寝れているみたいだ。
僕も床に横になりながら携帯を見る。
JN「ゴホゴホッ…ゴホゴホゴホ……」
結構重たい咳をしていて痰も絡んでいそう。
ドアが開いてそちらを見るとホソクが入ってきた。
「おぅ、どうした？」
HS「これをヒョンに。」
フロントで氷枕を借りてくれたらしい。
さっきはそこまで気が回らなかったよ。
HS「ヒョン、ちょっと頭ごめん。」
静かに枕を取り換えてホソクは部屋には帰って行った。
・・・
コンコンッ。料理が運ばれてきた。
品数がたくさんあって、ここの特産物がいっぱい使われている。
ヒョンにはお粥と消化に良さそうなおかずも準備してくれたみたい。
普通のが食べられそうなら僕らのと交換すればいいし。
大方準備できたのでヒョンを起こす。
RM「ヒョン起きれます？ご飯来ましたよ。」
横になったまま首を横に振る。
「お粥作ってくれましたよ」
JN「……んー……じゃあ、ちょっと……」
全く食べてくれなそうな雰囲気だっただけに少し安心した。
人の好意を無視できないヒョンの性格に付け込んだ感じもするけど。
布団からは少し離れたところに食事を置いてくれたからゆっくり移動する。
JN「…わぁ…いっぱい……」
喜んでるっていうよりはちょっと引いてる…笑
「僕らも全部は食べられなそう。食べたいのあったら言ってくださいね。」
JN「んー…いいや。あんま食欲ない」
結局お粥を半分くらいとおかずを少しつまんだくらい。
熱もありそうだし、これだけ食べれればいいでしょう。
「ヒョン咳止め飲みます？」
JN「あぁ…そうだね。」
早々に薬を飲んでどこに行くのかと思ったらシャワー室に入っていった。
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作者名：結良 | 作成日時：2022年12月4日 14時
