一緒にいるよ1 (ページ19)

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JNside ページ19

しばらく休憩したらなんとか話せる程度まで復活してきた。

でも解熱剤が切れてきて体の芯から熱くなってきてるのを感じる。

何もしてないのに息切れしている自分が情けない…。

早いところ3曲目歌って休まないと動けなくなりそうだ。

・・・

ス「次3曲目お願いします！」

3曲目はスタンドマイクで歌う。

始めの2曲に比べたらなんて楽なんだろう。

歌い始める前はそう思っていたのに1回歌っただけでさっき踊った時と同じように肺がゼーゼーいい始めた。

座りたいけど僕だけ座ったら具合が悪いのばれそう。

それでクオリティーを落とすわけにはいかない。

しっかりスタンドを握りしめて体勢を保つ。

握っている手は冷たくなって爪が食い込んでいることに気づいた。

やっと最後だ。

最後の気力を振り絞って歌う。

監督「はい。オッケー！」

監督の声で自分のスイッチも切れた。

気を抜いたら座り込みそうでスタンドから手を離せない。

けど前を向いているのが辛くてもう片方の手は膝につく。

周りが騒がしくなってきて早くここから動かないといけない雰囲気なんだろう。

JK「ヒョン歩けます？」

頷くと一緒に歩き始めてくれるけど足が前に出なくて全然進まない。

埒が明かないと思ったジョングクが人気が少なくなってきたところで背中に乗せてくれた。

ジョングクの服を掴むのがやっとでまた情けなくなる。

そのまま車まで運んでくれた。

ありがたかったけどみんなにまだ具合悪いのばれちゃったな。

リクライニングも倒してくれて何か暖かい物も体にかけてくれた。

寒いと思ってたから気が利くな。

HS「ヒョン水飲んでください」

ホソクに渡されて1口だけ飲む。

体の中を冷たい水が通り抜けて身震いする。

背中がゾクゾクする。

また熱上がるのかな…。

明日も仕事なのに…。

そんなことを考えてたら瞼を開けていられないくらい眠たくなって耐えられず目を閉じた。