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069 記憶 ページ25

それは、資料室には似合わない、子供向けの本だった

それを一ページずつめくりながら読む

全部で十数ページのそれを読み終えて、パタリと裏表紙を閉じる

「私、この話を知ってる気がする……」

今こそ、何かを思い出せそうな気がして、きつく目を瞑る

意識のずっと奥の方から、微かに声が聞こえてくる

その声は段々大きくなり、何を話しているのかはっきりと聞き取れるようになった

お前たちの仲間になんてならない!
駄目じゃないか
大丈夫。少し寄り道するだけだよ。さあ、行こう
Aちゃん、お疲れ様
新しくここの本丸の審神者になりました、アスナといいます
一気に情報が頭に流れ込んできて、思わず目を開く

「はあ、はあ……」

思い出した

全て、思い出した

私は、なんてことをしていたんだ

白光やアスナ()さまを傷つけて、今剣を重傷にして……

謝らなければ

でも、こんな私を許してくれるだろうか

金木犀は私が元に戻るなら嫌われてもいいと言ってくれた

それのどこが関係しているのだ

さっき、剣を交えて彼らの覚悟が本物だったことは分かってる

……

「……行こう」

主さま達に謝るんだ(2人を無力化するんだ)

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白(あきら)(プロフ) - 銀狼さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月13日 23時) (レス) id: 46e374d1c8 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - 続編おめでとうございます!いつもいつも楽しみにさせて頂いております!これからも更新頑張ってください! (2019年10月13日 10時) (レス) id: c5721a90b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白(あきら) | 作成日時:2019年10月13日 2時

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