34話 ページ34
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No.side。
難無くして氷が張られた地面から抜け出した橘は目の前に広がる大きなロボットを無言で見つめた。数m級から数十m級まで様々で頭ごなしに生徒へ突っ込んで行く様子は学科など関係ないようだ。
視線を横に移すと氷の塊が落ちていた。誰か……というかもう誰の仕業かは分かっている。きっと先頭を走る彼だろう。
塊を踏み台に突き進む生徒も居るが、如何せん遅い。
そして橘の目の前に現れたロボットは容赦なく橘に突っ込んで来た。
「…ｯ」
バキバキバキ…ッ！
表情一つ変えず左脚の回し蹴りを喰らわせた橘はそのまま走り出す。隣で見ていた上鳴は唖然としていた。
「(どっちがロボかわかんねぇよ)」
第二関門
"「オイオイ、第一関門はチョロイってよ、んじゃ第二関門はどうさ！？落ちればアウト！それが嫌なら這いずりな！ザ・フォール！」"
崖同士を繋いだ一本のロープに個性を利用して進むも良し、お構いなく上から攻めるも良し、言葉通り這いずるも良しなこのフィールドで、橘が取った行動は上から攻めるであった。
数歩後ろに下がったかと思えば勢い良く走り出し、崖から崖へ跳んで行った。
数mは軽くあるのにも関わらず、橘は怖気付くことなく兎のように進んでいく。太陽に照らされた白髪がきらきらと輝き観客を魅力した。決してスピードは速くないものの、飯田に負けぬ俊敏さと安定した脚力に会場は大いに盛り上がっていた。
そして第三関門
地面に無数に散らばった地雷原に多くの生徒が立ち往生していた。それは橘も同じようで、また人を跳び乗って行くかと考えていた矢先、足元に張られた氷。
どうやら先頭での争いがヒートアップしているようであった。
橘と同じ考えをする者が多かったのか氷の上を歩く生徒。滑る事を気にして歩く生徒が多い中、橘は一人ぐんぐんとスピードを上げゴールまで一直線に張られた氷の上を駆けて行った。
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ノア(プロフ) - 久しぶりに読み返しました！とっても面白いので更新楽しみにしてます！ (3月20日 12時) (
レス) @page39 id: 97005589b6 (このIDを非表示/違反報告)
TRIXIE - 主人公ちゃんのいかにもな強者感が大好きです！！陰ながら応援しております...！ (12月29日 18時) (レス) @page39 id: 2c398aa4dc (このIDを非表示/違反報告)
凪疾 - とっても面白いです！好きな作品です！更新楽しみにしてます頑張ってください (12月28日 13時) (レス) id: 105e0f51c7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品めっちゃ好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (12月28日 0時) (レス) @page39 id: 39b105c415 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - めっちゃ好みです！！主人公の強者の余裕感やストーリーがガチで良いですね！読みやすくてすぐ最新話まで見てしまいました！これからも更新頑張って下さい！✊ (12月24日 22時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｾﾅ。 | 作成日時：2022年5月16日 20時
