53.予想外の反応 ページ8
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「まぁ、やっぱり自覚ないんですね…可哀想に」
「自覚も何も、初めから俺は嫌われてもいなければ。俺を嫌ってる奴もいない」
なんか…嫌な場面に出くわした。
こう言う時の展開が、どうなるか何となく想像できる。
この後絶対私を巻き込むパターンだ。いや、それ以前に二人にここで出会った時に運命は決まっていた。初めからいなかった風を装い、ゆっくりと後ずさる。
「でしたら、Aちゃんに聞いてみたらどうですか？」
逃げれるとは思っていなかったけども…。
『私は…その…』
「冨岡さんの為にも、はっきり言ってあげて下さい」
微笑みの裏で、しのぶさんの残酷な質問。
そして、何かを期待するような目で私を見る冨岡さん。
『正直、私は冨岡さんについて語れるほどの話は持っていません。話をしたのも、数えるぐらいしかないので…。でも、冨岡さんが私と累を助けてくれた事には感謝しています。冨岡さんの恩情に救われました。あの時、私を信じてくれてありがとうございます』
「予想外の反応ですね、冨岡さん」
「別に…」
『それと、少なくとも私は冨岡さんのことは嫌いではないです。口下手なだけで、時間をかけて対話すれば分かり合えると思っています』
何も言わずその場を去って行く冨岡さんに、何か気に障った事を行ってしまったのかと慌てて追いかける。
『あっ…！』
廊下の角を曲がった瞬間、何かに当たって転びそうになった。
『あのー…』
何とか体勢を立て直し、その場に蹲っている冨岡さんに声をかける。
「今は話しかけるな…」
『すいません…やっぱり私、冨岡さんの気分を害するような事を…、』
「逆だ…」
逆とは？
気分が良かったってこと…？
両手で顔を覆っている冨岡さんの表情は見えないけど、長めの髪から覗く耳が赤い。
私は事実を言ったまでで、本当に冨岡さんには感謝している。
私の言葉が嬉しかったなら、言った私も嬉しい。
『じゃあ、私は行きますね』
「ああ…」
『もし時間があれば稽古の指南お願いします』
「ああ…」
言葉少なめでも、声のトーンは優しい。
少しだけ、冨岡さんを知れた気がする。
「A…、稽古もだが、俺の継子も…」
『冨岡さん？』
「何でもない。さっさと行け」
蹲ったままの冨岡さんが、ボソッと言った言葉。
継子とはっきりと聞こえた。
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三月の専属ストーカーなつめみく - うあああああいいるいくん救済！！救済だあああ！！やったあああああ！ここのコメント欄の空気ぶち壊していくうううう！！てか面白すぎいいいい！もうね！設定が！神なんよ！ (10月24日 9時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - ありがとう〜♪続き待ってるね♪(*⁰▿⁰*) (2022年1月2日 18時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - アオイさん» アオイさんは多才な才能をお持ちなんですね。絵も描かれ、ピアノまで弾けるなんて羨ましいです。累君のテーマ曲、今度聴いてみたいと思います。更新の準備致しますね。千寿郎君と煉獄さんのお話からになりそうです。その様子に累君ヤンデレ化しないといいですけど(笑) (2022年1月2日 0時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - まぁ、私の話は置いといt((無一「更新頑張ってね」 (2021年12月31日 23時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 累君は、ヤンデレも似合うしツンデレでも似合うなぁ〜って思うと、私 顔が真っ赤っかになるですwww.自分で描いた累君を見ると『可愛い///付き合いたい///エンジェルですか⁉あなた⁉』ってよく言ってて 累のテーマの曲をピアノで弾くとギャン泣きにいつもなってる (2021年12月31日 23時) (レス) @page10 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bluemoon
| 作成日時：2021年9月28日 20時
