敏感体質な男装少女が皆に絡まれる話 2【twst】

出来る男 ページ33

ネロside






すぐさまトレイが私達の間に入り、ユニーク魔法を使ってエースの首輪を上書きする。



あれこれ私要らないのでは？？と自身の存在意義に疑問を抱く反面、これが気遣いの出来る男かぁと深く納得した。







「もーネロ君たち！！そういうの後でやってよね！！！」




『ごもっともで…』



「スンマセン！！」




見事に二人してケイトに怒られる。

戦いながら説教って器用だなと思いました。






ふと、張っていたバリアにくる攻撃が止んだことに気づいた。

倒したのでは、と思い、確認しようと視線を上げた。




その時に頭に流れ込んで来たのはリドル君の古い記憶だった。





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時が経ちまして翌日でございます。ネロです。



昨日の騒ぎで学校がお休みになったので、リドル君のお見舞いに来ました。





ユウ君とグリムも一緒に、と考えましたが、二人は赤点なので補習があるそうです。

確かに校舎はなんの被害も無いしね。補習ぐらい出来るでしょう






まあそんなこんなで、今リドル君の部屋の前にいます。




礼儀など余り知らないが、取り敢えず軽くノックをしてみる。





「どうぞ。」





『おっ邪魔っしまぁす(小声)』



いつもどうりのハイテンションでいこうと思ったけど、相手は怪我人だという事を思い出し、文面だけハイテンションという訳のわからん挨拶になった。








「……ネロ先輩！！(凄くいい笑顔)」






…？(困惑)


……天使？(錯乱)

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