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EPISODE7-60-3 回復といえば妖精 ページ49

野営地に近づいてきた頃、突然小さな妖精たちが現れた。

「「「リンリンリン……♪」」」
「ふなっ!ちっせぇ妖精がいっぱい出てきたんだゾ」
「どの子も可愛いわね」

妖精たちはリリアさんに話しかけているらしい。
あの鈴の音のような声は、彼らの妖精語なのだろう。

「この先に……そうか。わかった。心配するな、すぐに追い払ってやる。お前たちは隠れていろ」
「「「リンリン……♪」」」

妖精たちはリリアさんの言葉に嬉しそうにすると、そのまま私たちの頭上を飛ぶ。
彼らが飛び回るたびに、キラキラ輝きながら降る金の光の雨。
その光が体に触れると、肌に生まれていた傷が消えていった。

「傷が癒えていく……。この光は一体?」
「ピクシーたちの祝福だ。奴らは普段、人間とみれば近寄りもしないが……よっぽど『銀の梟』を早く追い払ってほしいのだろう」

そうだ、彼らのような小さな妖精にとって、森は大事な住処。
リリアさんたちが国を荒らされるのを嫌がるように、彼らだって森を荒らされるのは嫌なはずだ。

「彼らの期待に添えるよう、努力します」
「よし、先を急ぐぞ」

同胞からの贈り物を授かり、リリアさんはさらにやる気を見せる。
傷を癒してくれた妖精たちに手を振ると、彼らは一瞬驚くも小さく振り返してくれた。

EPISODE7-60-4 奪えばよいの精神→←EPISODE7-60-2 愚痴る



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ブロッサム(プロフ) - 単純にルナ(月)+ティア(涙)を合わせただけです! (7月4日 21時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 以前から気になっていましたが、ルナティアの由来はなんですか? (7月4日 21時) (レス) @page37 id: 2608239bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - また誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - あと、同じ27ページのグリムのセリフの最後の辺りが混雑してますが… (6月17日 18時) (レス) @page27 id: dde337a564 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブロッサム | 作成日時:2023年6月7日 0時

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