第8話〜憧れの兄〜 ページ10
簡単な自己紹介を終え
大量のプリントを配られた。
担任からそれについての説明や、
これからの説明を受けた所で今回は終わり
各々荷物を整理して教室を出た。
「咲美ー！
途中まで帰るやんね！」
「はい。
『ヴー、ヴー』
あ、申し訳ありません。
携帯を確認しますね」
咲美と琴が教室を出ようとした時
ちょうど咲美の携帯がバイブ音を発し
彼女は断りを入れ携帯を取った。
「もしもし」
『もしもし、咲美？』
「はい！
お久しぶりでございます、白竜兄様！」
『ああ、久しいな。
今大丈夫か？』
連絡を入れて来たのは
彼女の兄的存在である白竜。
確か今日は父に代わり
仕事をしている予定だったっけ……
咲美はそんなことを思いながら
“大丈夫ですよ”と答える。
「白竜兄様こそ、
お仕事の方がはよろしいのですか？」
『ああ、たった今片付いた所だ。
それより、そっちでは今日入学式だったようだな。おめでとう。』
「！！ありがとうございます！」
『フッ、さっさと慣れて
文武ともに究極を目指せよ』
「わかっております。
心身ともに鍛えお父様や兄様に負けず劣らず強くなってみせますよ。」
『その意気だ。
では切るぞ、俺もお前もヒマではないからな』
「はい！わざわざありがとうございます！
お仕事頑張って下さい！」
咲美は嬉々としながら電話を切ると
そのまま琴の横に並んだ。
琴は咲美の緩みきった顔をみてニヤニヤと顔を緩めた。
「今の、咲美のお兄さん？」
「はい！私の憧れの人なんですっ！
まさかお仕事の場からかけてくれるとは
思ってもいませんでした…！」
頬を赤らめ微笑む彼女に
琴も嬉しそうに笑い騒がしい廊下を進んだ。
すると後ろから“彪狼さん！”と少年の声が響いた。
その声にビックリしながらも振り向けば
そこには笑顔で手を振っている幸村がいて
咲美は破顔し手を振り返した。
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スート(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます…！私自身も早く先に進みたいと思っているのですが時間が中々…（言い訳←）なるべく更新速度を速めるように心掛けるので応援お願いしますっ！長文失礼しましたっ！ (2018年10月1日 17時) (
レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この作品を楽しみに読んでいます。 出来れば以前のように更新速度を上げていただけると嬉しいです。これからも更新頑張ってください (2018年10月1日 14時) (レス) id: d1edd8cd31 (このIDを非表示/違反報告)
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