第18話〜他人から見た彼女〜 ページ20
彪狼咲美といえば
ミステリアスな美少女
立海のマドンナ
成績優秀で運動神経抜群な憧れの人
女子サッカー部の期待のルーキー
と答える人が多々おり
入学して2ヶ月経った今や、
咲美は立海全生徒、全教員から注目されていた。
「ひょ、彪狼さん！
僕、君のことが好きなんだ！
良ければ…その……付き合ってくれないかな？」
だからこんなこともあるわけで、
咲美は未だ慣れずにいた。
「……申し訳ありませんが…、
私はあなたとはお付き合いできません……。」
「ぁ……そう、なんだ……。」
「本当に申し訳ありません……。」
「あ、ううん！謝らないで！
僕こそごめん……急にこんな話……
それじゃあ…」
「っ……はい。
本当に、申し訳ありません……」
人の心に敏感な咲美は
自分に告白をしてくれる人たちの
落ち込んだ表情を見せられて罪悪感が募るのだ。
それ故に溜息を吐く頻度が増え
公私混同はしないものの視線を地面を向けることが多くなった。
「彪狼さん」
「！あ、幸村さん…」
なんとかその表情を明るくさせたい。
幸村はそう思い今日も咲美に話しかけた。
彼女の表情が少しでも明るくなるように
自分もできるだけ穏やかな微笑みを浮かべて。
「菜花さんは？」
「琴さんなら図書室におりますよ。
面白い本を見つけたからと、先ほど向かいました。」
「そっか。(よし、邪魔者はいないね)」
幸村は咲美の隣の席…つまり柳の席に座ると
休み時間の間咲美と話をした。
少しばかりの雑談だが、彼女は笑ってくれる。
楽しそうに話しに乗ってくれる。
そう思うだけで彼は心が高揚するのだ。
「最近、部活の方はどうなんだい？
彪狼さん、レギュラーに選ばれたんだろ？」
「はい。順調に慣れて
先輩方との連携もとれて来ました。
幸村さんはどうなのですか？
立海の
真田さんや柳さんがレギュラー入りを果たしたと聞いております。」
「あはは……なんだか恥ずかしいな……
でも、俺も順調だよ。
よければ試合見に来て欲しいな。
俺も彪狼さんの出る試合、見に行くから。」
「はい。楽しみにしてますね。」
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スート(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます…！私自身も早く先に進みたいと思っているのですが時間が中々…（言い訳←）なるべく更新速度を速めるように心掛けるので応援お願いしますっ！長文失礼しましたっ！ (2018年10月1日 17時) (
レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この作品を楽しみに読んでいます。 出来れば以前のように更新速度を上げていただけると嬉しいです。これからも更新頑張ってください (2018年10月1日 14時) (レス) id: d1edd8cd31 (このIDを非表示/違反報告)
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