第16話〜不思議な人〜 ページ18
「はい？」
「あ、あー……
何でもなか、邪魔して悪かったの。」
「は、はぁ……？
……ここまで来てくださり
ありがとうございます。
お疲れ様でした、仁王さん。」
「！……プピーナ」
「(プピーナ…？)ふふっ」
仁王はそこから立ち去るも
咲美の笑い声を聞き取り“不思議な奴じゃ”と
心の奥で思った。
「(これから面白くなりそうじゃの)」
ーーーーーーーーーーーーー
仁王を中心に今日預かったチェック表を片手に
咲美は昼休みに職員室へ向かった。
「先生。」
「ん？ああ、彪狼か。
どうした？」
「今日の制服チェック表を提出しに来ました。
私がチェックさせてもらった人たち全員分です。」
「ん？！もう揃ってのか！？」
「？はい。
皆さん真面目な方々で
午前中に全て集まりましたよ。」
咲美はふふっと微笑みファイルを渡す。
そのことに先生は驚き“お、おう…”と曖昧な返事を返した。
「(まさかこんなに早く出されるとは……
竹内以来か…？)
ご、ご苦労だったな。
もう戻っていいぞ。」
「はい。それでは失礼します。」
提出するものを提出し終えると
扉の前で一礼し職員室を去る。
そして次に向かったのは屋上庭園だった。
ーーーーーーーーーーーーー
「お待たせしました、幸村さん。」
「あ！彪狼さん、待ってたよ。
こっちこっち」
幸村と咲美は昼食を一緒に取るという約束をし
屋上庭園へとやって来た。
そこは美化委員が整備を行っており
その中心は幸村だそうだ。
最近では咲美も手伝うようになり
幸村は上機嫌な日が続いている。
「……あら、
マーガレットが枯れて来ましたね。
そろそろ植え替えの時期ですか？」
「うん。
次はヒマワリを植えるつもりだよ。
その時が楽しみだな」
「ふふっ、そうですね。
あ、またお手伝いしてもよろしいですか？」
「もちろんだよ！
彪狼さんのおかげで仕事が捗っているんだ。」
「まあ、また大袈裟な……
ですがそう言われると嬉しいです。
ありがとうございます、幸村さん。」
「！……う、うん。」
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スート(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます…！私自身も早く先に進みたいと思っているのですが時間が中々…（言い訳←）なるべく更新速度を速めるように心掛けるので応援お願いしますっ！長文失礼しましたっ！ (2018年10月1日 17時) (
レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この作品を楽しみに読んでいます。 出来れば以前のように更新速度を上げていただけると嬉しいです。これからも更新頑張ってください (2018年10月1日 14時) (レス) id: d1edd8cd31 (このIDを非表示/違反報告)
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