第二十話 ページ24
私は女子トイレからすすり泣きが聞こ
えたので行ってみると、それはハーマイオニーのもの
だった。
『ハーマイオニー？』
彼女はしゃくりをあげてトイレに閉じこもっていた。
『私の独り言だと思って聞いて欲しいんだけど...』
私はハーマイオニーの入っている個室の扉に寄りかか
って話し始めた。
『私、実は、友達と喧嘩しちゃって暫く口を聞けなか
った事があったの。謝ればすぐ済むものなんだけど、
私頑固だから、絶対悪くないって言って謝るタイミン
グ逃しちゃって。
結局、お互い悪かったんだけどね。』
私は苦笑混じりに話を続けた。
『...事故にあったの、その友達。』
私は目を伏せた。
『マグル界に出掛けてたらしいんだけど、その帰り自
動車事故に巻き込まれて、友達はすぐに病院に運ばれ
たけど意識が戻らないまま逝ってしまったわ。私も、
その場にいたの。凄く後悔したわ。だって、喧嘩した
ままお別れしてしまったから。
だから、ハーマイオニー、私は貴女ときちんと仲直り
がしたい。』
すると、個室の扉が開いて、ハーマイオニーは私に抱
き着いてきた。
ハー ｢ごめん、なさい...私、貴女に、酷いこと言っ
て、分かってなかったのは、私、なのに、最低よ
ね...｣
片方の手はハーマイオニーの背中に優しく添えて、も
う片方の手で彼女の頭を撫でた。
『いいえ、そんな事ないわ。だって貴女は、こうして
私を抱き締めてくれているじゃない。優しい女性
よ。』
ハー ｢サクラの方が、ずっと優しいわよ！｣
『ハーマイオニーの方がずっとずっと優しいわ。』
私たちは目を合わせると、笑い合った。
仲直りもできて私たちは良い雰囲気だったが、妙に嫌
な予感がした。
鼻を刺すような臭いがしたのだ。
それも、どんどん強烈になってる。
『ハーマイオニー、貴女はここに隠れて。』
ハーマイオニーも何かに気づいたようで、こくりと頷
く。
ハーマイオニーをトイレの個室に隠れさせると、私も
入口から見えにくい所に移動した。
足音が大きい。人ではないようだ。
生臭い。そして何かを引き摺っている音がする。
この生き物は...
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雨宮悠(プロフ) - 行がめっちゃ変なとこで切られてて読みずら……多分1行いっぱいになった時にいちいち改行してるからこうなるんだと思いますよ。1行いっぱいまで行っても改行せずにそのまま続けて書けばいいかと。違ったらごめんやけど (2020年7月18日 1時) (
レス) id: 5f6efb2b03 (このIDを非表示/違反報告)
びすこ(プロフ) - じゆんさん» ごめんなさい！！文を書く時に中のサイズで合わせて書いてしまったので、大だとそうなってしまうんだと思います...m(｡>__<｡)m私の配慮が足りずすみません...(その事で指摘してくれたで合ってますか？？？) (2020年7月13日 18時) (レス) id: ea42de9668 (このIDを非表示/違反報告)
じゆん(プロフ) - 話はとても面白いのですが行が変なところで変わっているので読みにくいです。 (2020年7月13日 17時) (レス) id: 864a86a44d (このIDを非表示/違反報告)
びすこ(プロフ) - Elinor1225さん» ほんとだァァァ_:(;'Θ' ;;」 ∠):_ご指摘ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年4月18日 20時) (レス) id: ea42de9668 (このIDを非表示/違反報告)
Elinor1225(プロフ) - こんにちは！とても面白そうだったので今読み始めています！材料名がところどころ間違えてます！ベゾアール石、モンクスフードとウルフスベーンです！これからも頑張ってください！ (2020年4月18日 18時) (レス) id: 526ed7e8cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びすこ | 作成日時：2020年1月19日 13時
