見える者 漆

ついている ページ24

ナ「ならAは特別じゃない！」


A「え？」


ナ「怪魔は人を襲ったり，取り憑いたりするけど，Aはそんな事しない！Aは特別な怪魔だよ！」


A「ナツメ…」


ケ「凄くびっくりしたけど…今までのAさんを見てたら…どうでもよくなった！」


アヤ「Aちゃんは優しい怪魔だね！」


ア「それに綺麗な歌声持ってるし！」


ト「僕は『素敵な存在だ』と思うよ」


A「みんな…」


エ「……A，こいつらは簡単に嫌う奴らじゃ無かっただろ？」


A「うん…！」


ナ「Aは行かなくていい！
私が囮になって空亡を引き付けます！」


ケ「姉ちゃんまで何言ってんだよ！」


アヤ「何かあったらどうするの？！」


ト「危険すぎる！」


ナ「でも！このままじゃ町が空亡に飲み込まれちゃう！」


A「…私も行く」


エ「A…」


A「ナツメ1人では行かせない！」


ア「俺も行く！」


ト「僕も！」


アヤ「私も！」


ケ「俺も行くよ！！」


ナ「ケースケ…」


オ「ナツメ，背負うことはない。皆がついておる」


ナ「はい！」


ア「アヤメさんとケースケはここに残ってオババとボーイを守ってくれ」


アヤ「分かった！」


エ「行くぞ！」


ナ，ト，ア「はい！」 A「うん！」

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