BinTRoLL二周年記念! ページ37
2月4日。
いつもよりも早く目が覚めたしるこは、ベッドの中で身震いをした。
しるこ「うっ寒……。」
部屋の外を誰かが歩いている気配がする。
パタパタと軽い足音はおそらくAだ。
時計を見ると、まだ朝の6時を回ったところだ。
今日は……平日だし、学校か。
にしても早い。7時過ぎてから起きてくるのが常だというのに
……まあ、7時過ぎに起きるAよりもしるこ自身のほうが遅いのだが。
しるこ「2月4日かぁ……。」
しるこはベッドの中でつぶやいた。
そう、2月4日。
おもむろにTwitterを開くと、たくさんのFAで溢れている。
しるこ「ふふっ……。」
しるこは思わず笑みを零した。
今夜はみんなで配信の予定を入れてある。いつも一緒に生活しているとはいえ、やはりみんなとゲームしたり談笑したりは楽しみだ。
配信をするということは必然的にAと過ごすのは難しい。そこだけは難点だ。
しかし______
ここまで応援してくれているファンのみんなと過ごすのはもちろん好きだし、大切だ。
「_____」
なにやら一階から話し声が聞こえてくる。
「___?」「____。」
しるこは飛び起きた。
一階にいるのはどうやらAだけではないようだ。この声は、いや、まさか。
まどろんでいた意識がいきなり現実に引き戻された。
しるこは胸に手を当てた。ドキドキしている。
冷たい床に足をつける。布団に温められた足から忍び込んだ冬が体内を駆け巡り、ぶるぶると体が震えた。
椅子にかけてあった上着を適当に羽織り、静かに一階へ降りた。
一階へ降りると、Aがなにやら談笑していた。手には何かを持っているようだ。
しるこ「せ、せんせ……?」
しるこは自分が聞いた気がした声の主を呼んだ。
ぴくり、とAの肩が揺れた。
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まめこ(プロフ) - そらなぁさん» そらなぁさん、コメントありがとうございます!レス遅くなりすみません!発想を褒めてくださりありがとうございます!予定の調子が良ければ今月中にまた更新できると思いますので今後ともよろしくお願いいたします〜! (2021年3月12日 21時) (レス) id: 3aefbeea6b (このIDを非表示/違反報告)
そらなぁ - コメント失礼します。もう、読んでいてめちゃくちゃ楽しいです!bintrollのシェアハウスなんて私だったら絶対思いつかない設定なので、尊敬しながら読んでいます。体に気をつけながら更新頑張って下さい。 (2021年3月4日 23時) (レス) id: 9b06ee166f (このIDを非表示/違反報告)
こひまめこ(プロフ) - ひめかさん» ひめかさん、初コメントありがとうございます!嬉しいです!色々立て込んでいて更新が遅れている状況ですが、ひめかさんからコメントも頂いたのでできる限り近いうちに更新しますね!本当にありがとうございます! (2021年3月1日 20時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ひめか - 初めてコメントさせていただきます!キュンキュンしながら楽しませていただいております(^^)これからも楽しみにしてます! (2021年2月25日 15時) (レス) id: 45f6c41ced (このIDを非表示/違反報告)
こひまめこ(プロフ) - 言いそびれました!私もBinTRoLL大好きです!!!笑 この作品にたどり着いてくださり、誠にありがとうございます! (2021年1月29日 15時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめこ | 作成日時:2020年9月6日 14時