新しい7人のヒョン

ありがとう ページ31

ついに公式YouTubeチャンネルで"Cosmos"のMVが公開され、俺はそのままリアクション動画を撮った。


MVのリアクション動画をとるのはいつまでたっても緊張するしなんか恥ずかしい。

けれどCOSMOSのみんなは結構好きなんだって。笑



リアクション動画を撮り終えて、俺は遂に明日に控えたカムバステージに向けてそろそろ寝ようと思いベッドへと潜り込む。



prrrr……



『こんな時間にかけてくるってことは…』



深夜の0時にけたたましく鳴るスマホを開いてみればそこには『JUNGKOOK』の文字が。



『もしもし？』


JK｢A！MV最高だった！｣


『ありがとうございます笑』


JK｢なんかもう、言葉にならないくらい凄くてリビングで何回も見てる｣


『んふふ、嬉しいです』


JK｢あ、ちょっと待ってね、…ユンギヒョン！A！ほら早く！…｣



ジョングギヒョンがユンギヒョンを呼んでいる。

ユンギヒョンがこんな時間まで起きてて、リビングにいるの珍しい…




YG｢MVよかったぞ、じゃ、おやすみ｣


『ありがとうございます！おやすみなさい笑』



ユンギヒョンの声はもうそりゃ眠そうで眠そうで。

申し訳なさ半分、嬉しさ半分、って感じ笑



JK｢ユンギヒョンあんな態度だけど、0時になった瞬間スマホでMV見てたからね笑｣


『え、そうなんですか！？』


JK｢ほんとほんと。たぶんリビングにいない他のヒョンたちもそれぞれ見てるんじゃないかな〜｣


『だと嬉しいです笑』



そう、実は、ジョングギヒョンと電話をしている今でもカトクの通知が鳴り止まないのである。


多分、てか絶対にヒョンたちだろうな。



JK｢あ、ごめん、明日カムバステージだよね？｣


『そうです！久しぶりの』


JK『ゆっくり休んで！電話しちゃってごめんね』


『いえいえ、ジョングギヒョンとお話出来て良かったです』


JK｢よかった笑、おやすみA｣


『おやすみなさい』



ﾋﾟｯ､と電話を切る。



ジョングギヒョンとのトーク画面を開くと、予想通りヒョン達からのメッセージが溢れかえっていた。


一つ一つちゃんと読んで、返信をする。



『あー…俺、今相当変な顔してるだろうなぁ』




嬉しさとか恥ずかしさとかでなんだか身体がむず痒い。


身体がフワフワしたまま、俺は眠りについた。

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