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あ「静香さん、お世話になりました。」
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静「・・別に。」
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相変わらず、素っ気ない態度をとる静香さん。
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結局私は、あの後トイレに向かわず布団に戻った。
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布団に入った瞬間、さっきの光景が頭に浮かび、涙が出てきた。
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帰ってきた静香さんにばれないよう、声を押し殺しながら泣いた。
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おかげで目は腫れて、目もとが赤い。
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大「A、目赤くない?
大丈夫か?」
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先生が私の顔を覗き込む。
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あ「大丈夫だよ。
・・ありがとう。」
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私は必死に作り笑いをした。
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本当は、全然大丈夫じゃないくせに。
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先生の車は無事動くようになり、助手席に座る。
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大「じゃぁな、静香。」
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あ「ありがとうございました。」
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静香さんは返事をせず、胸の前で手を軽く振った。
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先生の車が動き、静香さんの姿が小さくなっていった。
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そうだ、このさい昨日の事を聞いてみようか・・。
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知らないふりして・・少しだけ・・。
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あ「そうだ。
昨日の夜中、トイレ行こうとしたら先生の声が聞こえたんだけど。」
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どう答える?
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大「あ、あぁ。
夜中にな、ヤスから急に電話かかってきてん!!
夜中に迷惑やろー?笑」
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・・嘘ついた。
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先生、絶対ヤスと電話なんて嘘だよね?
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私は知ってるんだよ?
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静香さんと話してて、抱きしめたことも。
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あ「・・そっか。」
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私は正面に向いた身体を、窓の方へ斜めに動かした。
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今は先生の顔を見たくないから。
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気付いたら、私は眠りについていた。
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ひなみくら - 今日初めてみたのですがおもしろすぎてここまでみちゃいました!!この小説大好きになりました! (2013年12月8日 18時) (レス) id: f2a137a703 (このIDを非表示/違反報告)
うさみみ - ぉれんじゅさん» はわわ…。 久しぶりにみたら移行されてるー!!! じゃあ楽しみにパート6行かせてもらいます!! ばいちゃ☆ (2013年7月6日 18時) (レス) id: b80a04dd45 (このIDを非表示/違反報告)
ぉれんじゅ(プロフ) - かなスバさん» ・・・びみょーぉ泣 (2013年7月4日 21時) (レス) id: c46deac9ab (このIDを非表示/違反報告)
かなスバ(プロフ) - ぉれんじゅさん» テストの手応えわどんな? いい感じ? (2013年7月3日 22時) (レス) id: bbcf64915f (このIDを非表示/違反報告)
くっきー - ぉれんじゅさん» ありがとうございます♪頑張ります!! あの…、友達、いいんですよね? (2013年7月3日 22時) (携帯から) (レス) id: 42018c4ea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぉれんじゅ | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/yozakura-mana
作成日時:2013年3月22日 14時