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『この前はごめん』
数日後、一言だけ誠也からメッセージが届いていた。
『ごめん』ってどういう意味なんやろ…誠也には彼女と別れて私と付き合う選択肢はないってこと…そのごめん？
そのままメッセージに返事を返すことはなくて。
誠也と関係を持つ前の日常に戻りつつあった。変わったことと言えば、やたらと大橋くんが気に掛けてくれることくらいで。
その内、私と大橋くんが付き合っているという噂を当の本人が耳にすることも。「ごめんなぁ」と謝れば、「星宮さんとなら嬉しい噂やから！」って笑ってくれたけれど。
誠也もどこかで耳にしたりしたんかな。
ふと、そんな事を思っては、もう関係ない！と気持ちを吹っ切る。
「お疲れ様です〜」
今日は滅多にない残業で、遅くなった。ご飯どうしよう、なんて思いながら職場を出て駅へ向かう。
「あっ、もしもし正門くん！？うん、今終わってさ…いやまだ。うん、じゃあお邪魔…あっ、ごめん電話〜折り返すなぁ」
正門くんから、お家で一緒にご飯食べへん？というお誘いの電話。あれから彼とは一定の距離で友達として良い関係を保っている。
と、私は思っている。
その電話の最中に着信が入り、一旦電話を切った。
「せっ、！…や…？」
今では見慣れなくなった名前が表示されている。仕事の電話かなぁ…こんな時間に？なかなか鳴り止まない電話に、何かあったんじゃないかと心配になり電話に出てみた。
「……はい」
末「出るんおそ〜」
「どうしたん？仕事の電話？」
末「しごとの電話やなかったら切ったろうとかおもっとるん？」
電話越しに聞く誠也の声は、いつもよりか少しスローで、とろんとしている。あぁこれは、酔ってるなってすぐに分かる。
「酔ってる、」
末「やってしゃあないやん、飲みたい気分やってんもん」
「そか、じゃあ切るな。」
末「A、むかえにきてやぁ」
普段飲まへんくせに、勝手に飲んで酔っ払って迎えに来てなんて、私に言われたとて。
それこそ彼女がおるんやから、彼女に電話すれば？と思ってしまう。
「無理やって」
末「おねがい」
「頼む人間違ってるやろ、」
末「Aがええんやもん」
そう言われると、胸がキュッと掴まれたようなどうしようもない感覚。
末「Aに会いたい」
いつまでも、この人は私の気持ちを掻き乱してくるんやなぁ…
「ごめん、電話やから切るな。」
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ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 良かったです😭✨勝手に使ってすみません😂笑 (2023年4月25日 19時) (
レス) @page48 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ぽや - ゆうゆさん» そうなんですよね😇正門くんのお話にはぎゅんぎゅんがつきものですから✌🏻書いてくれたの嬉しいですっ😖 (2023年4月25日 19時) (レス) id: dc37ea6a32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - 永瀬れみさん» こちらこそありがとうございました🥰そうなんですね！お互い頑張りましょ💓 (2023年4月25日 6時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬れみ(プロフ) - リクエストありがとうございました！私も描いてる側の人間なのでお互い頑張りましょうめっちゃキュンキュンしました！ (2023年4月24日 23時) (レス) @page47 id: 6b11212a22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 重い正門くんも、『ぎゅんぎゅん💓』も、ぽやさんとのやり取りでお話に取り込んでみようと思い書かせて頂きました🤫💕恒例行事😂これがないと始まらへん！みたいな、ねぇ💙 (2023年4月24日 22時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年3月24日 11時
