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この余裕そうな表情は、大ちゃんから聞いたんや！そう理解するまでそんなに時間は掛からなかった。
正「俺に言わなあかんことない？」
「なっ、んのことやろ…分からん」
ちゃんと自分の口で言いなよってことなん…？じゃあ何の為に大ちゃんに話したんよぉ…付き合う前からそういうの、重いって何回も言ったのに。
正「言うまで帰さんとこか」
「う〜〜、」
でた。私があんまり知らん意地悪な正門くんや。たまに出現すんねん。
「あんな、出会った時から言うてるけど、私達って10個も離れてるわけやん…」
正「うん。それが何？」
「正門くんはまだまだ若いし、出会いもいっぱいあるやろうし、もし私と付き合って別れたとしても次があるっていうか…」
うわ、自分で言ってて悲しくなってきた…
顔を見られんようにグッと下を向いて、下唇を噛み締める。
正「何が言いたいの…」
ほら、だから『重い』と、正門くんに引かれたくないから言わへんってあんだけ大ちゃんに言ったやんか。
下唇からじんわりと血の味がした。
正「A…」
両手でグイッと顔を上げられた瞬間重なってくる柔らかい唇。何度も、その存在を確かめるかのように。
息継ぎに少し開いた口の隙間から、正門くんの舌が私の舌を絡めとった。
「ふ……っ……」
手加減ていう言葉を知らんのかってほど、脳が痺れるような、何も考えられなくなるようなキス。息が上がっているのは私の方だけ。
正「血の味するやん…そんな強く噛んだらあかんやろ、」
ちょっと本気で怒ってるような口ぶりでそう言う。
正「俺はAが好きやから一緒に居りたいんよ。それだけの理由じゃ付き合われへんの？」
「だって、重いやん。結婚とか子供とか、そういうワード」
正「難しく考えんのやめへん？好きなら一緒におったらええんとちゃう…？」
正「ていうか、一緒におろ…」
どんなにダメと言っても離してくれへんのやろなって、なら、只々自分の気持ちに素直になって従ってみてもいいのかなって、正門くんは私をそういう考えにさせてくれるような人。
「私なんかでいいの…」
正「Aやないとあかん」
それから二回目の告白をされた。
「俺と付き合ってください」と言った正門くんに、堪らず抱きついて大きく頷いた。
今日から私と正門くんは、恋人になった。
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ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 良かったです😭✨勝手に使ってすみません😂笑 (2023年4月25日 19時) (
レス) @page48 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ぽや - ゆうゆさん» そうなんですよね😇正門くんのお話にはぎゅんぎゅんがつきものですから✌🏻書いてくれたの嬉しいですっ😖 (2023年4月25日 19時) (レス) id: dc37ea6a32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - 永瀬れみさん» こちらこそありがとうございました🥰そうなんですね！お互い頑張りましょ💓 (2023年4月25日 6時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬れみ(プロフ) - リクエストありがとうございました！私も描いてる側の人間なのでお互い頑張りましょうめっちゃキュンキュンしました！ (2023年4月24日 23時) (レス) @page47 id: 6b11212a22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 重い正門くんも、『ぎゅんぎゅん💓』も、ぽやさんとのやり取りでお話に取り込んでみようと思い書かせて頂きました🤫💕恒例行事😂これがないと始まらへん！みたいな、ねぇ💙 (2023年4月24日 22時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年3月24日 11時
