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大橋くんが来てくれてマジで助かった。村上さん、良い人なんやけどちょっと強引というか。飲み飲み！って注がれると、飲まなあかんって思って断れんし。
大橋くんの話に食い付いた村上さんは、大橋くんに「自分オモロいなあ！」と偉く気に入った様子で。
私に目配せをしてきたので、席を立ちお手洗いへ。
「はぁあ〜、マジで助かったぁ…大橋くんナイスフォロー！」
末「お前飲み過ぎちゃう？」
トイレから戻る途中、壁に寄りかかって怪訝な顔をする誠也が居た。
「関係ないやろ」
パッと出てしまった言葉は我ながら酷いなあと思うけれど、事実やもん。誠也には、関係ない。
末「帰り送って行くから待っとけ」
「いらん。一人で帰れる」
末「頼むから言うこと聞けって。」
「末澤くんが何がしたいんか全く分からへん。そういうの、勘違いするから、」
この前の出張の時といい、昼間のパンのこと、そして今。わけわからん。私の気持ちを掻き乱して、誠也はどうしたいねん…
大「星宮さんおかえりぃ」
「あれ？村上さんは？」
大「あぁー、、村上さんなら潰しといたからもう大丈夫やで笑」
小さく指を刺した先に、村上さんがぐだぁーってなってる絵図が笑
「すごっ…」
大橋くんに助けられたのに申し訳ないけれど、さっきの誠也のことでちょっとイラッとして。結局、自分で酔いをまわしてしまった始末…
大「星宮さぁん、どうします？二次会行きます？」
「にじかい…どこ…」
大「カラオケらしいですけど、無理そうなんで送りますね？」
「カラオケいく…！歌いたいっ！」
大「無理ですってぇ、カラオケやったらまた今度行きましょ？」
たまには飲んで歌って騒いだってバチは当たらんやろうに。
末「大橋、俺送ってくわ」
大「ええよ、俺前も送ってったし」
末「村上さん潰したんお前やろ。どうにかしろって横山さんがキレとったけど。」
大「えぇぇ、ヤバ！俺行ってくるわ！星宮さんのこと頼むなぁあ！！」
そんな会話が頭の上の方から途切れ途切れに聞こえた。
「んぅ…」
ドサっとタクシーか何かの車に押し込まれた。
「〇〇までおねがいします…」
運転手さんに家の場所を伝えたけれど、返事はなくて。
愛想が悪い運転手さんやなと思った。
「え、」
違う。タクシーじゃない。
いつか私が「この匂い好きや〜」と言った、誠也の車の芳香剤の匂いや…
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
