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お風呂から上がって髪を乾かすと、ほんのり頬の赤い誠也。ふわふわしてて、すぐにでも寝てしまいそう。
まだ、髪を乾かしている途中やのに「寝よ、」と服を引っ張ってくる。
「まだ乾かせてないねん、先寝とってええねんで？」
末「じゃあすぐ来てな？」
早よ来んと知らんで？俺寝てまうで？とでも言いたげな顔で、こういう所はほんまに可愛いと思う。
ドライヤーでしっかりと乾かし布団に入ると、誠也が先に入ってたおかげであったかい。
末「やっと来たやん」
「早かったやろ？」
末「遅い。あと一分くらい早よ来れとったやろ」
「一分くらいええやん」
末「一分でも長くひっついときたいねん。」
ほんま、今日の誠也はどこまでも甘えるなあ。
ぽかぽかして、私もすぐ眠れそうやった。
「おやすみ」って言い合って、目を閉じればすぐに、眠りについた。
次の日が仕事の日は基本会わへんけど、こうしてたまに甘えたい時なんかは突然会うことになったりする。
そうなると、朝が大変なわけで。
「……うるさぁ、、！」
先ほどから鳴り響くアラームの音は、五分おきとかじゃなくて一分おきくらいで鳴っている。
「せーや、鳴っとる！」
末「うん、まだ大丈夫」
「今日仕事やで！？」
そう言うと、むくっと起きてきて、仕方なしに帰る支度をする。ここから一緒に出勤するのはマズイので、いつも早朝に帰り、ちゃんと出勤する誠也。
末「会社でな、」
「うん」
末「A…今日はどんな髪型で来んの？」
「え？いつも通りやけど…」
末「ほぉん。そぉか、」
私のいつも通りとは、ハーフアップか一つにまとめるスタイルのどちらか。たまに、おろして行く日もある。
「なんで？」
末「なんもないで。じゃああとでな」
この質問の意味をすぐに知ることになるとは、この時は思いもしなかった。
誠也を見送って、まだ温もりと香りが残る布団にくるまって目を閉じる。あと一時間は寝れる…朝は弱いくせに、また眠りへと落ちて。いつも、あのまま起きておけばよかったと後悔する。
正「Aっ、おはよう」
「おっ…はよう」
正「なに？どうかした？」
「いやその…ほんまに呼び捨てなんやと思って」
どうも慣れない正門くんからの名前呼び。彼は照れる事もなく普通に呼ぶし、反応に困る。私からしたら、『誠也』って呼ぶのも時間掛かったから。恥ずかしいとか、ない人なんかな？
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
