殺戮の天使×ワイテルズ２

B3で ページ8

Na「…ッはぁ、はぁ。ここなら大丈夫…？」




スイッチはまだ押せれてない。


早く、早く。




階段の先にある大きなモニターを、不意に見た。



見てみると、さっき襲われかけそうになった人影らしき物がたくさんいた。




Na「…邪魔だ。スイッチが押せない。FPSみたいに撃ち殺せないかな…」



モニターのすぐ下にあった、B3できんときが操作していた機械を弄ってみた。


するとモニターに、まるで今からFPSゲームが始まるかと思わせるような画面が出てきた。



Na「これで撃ち殺せる…！早く邪魔なやつは排除しないと」



なるべく早く、的確に。



すごい。



久しぶりに全然やらかさない。



今だけ上手くなった感じだ。



普段からこんなに上手ければなぁ…




と思いながらしていると、いつのまにか人影らしき物はいなくなっていた。




Na「これで押せるな」




またさっきの牢獄へ戻り、スイッチを押した。





ウィーン





と、エレベーターが動く音がした。






Na「行くか。神父のとこに」






次はなにがあるのやら。




〜〜



Na「押してきた」


グ「そのようだな。次へ行くか」



エレベーターは重力に従って、下へと下がっていった。









グ「質問いいかね」

Na「…お好きなよーに」

グ「君はどうやって、ここのスイッチを押したのかね？」

Na「は？」

グ「君に追いすがり、邪魔をしてきたものはいなかったかね」

Na「…まぁ、いたな。でも撃った」

グ「…そうか。では、何故そうした？」

Na「邪魔だったからに決まってる。もう生きてすらいないものだ。死んでるなら尚更、邪魔なだけ」

グ「…君は、己の愚かさを知らないのか？」

Na「あ？」

グ「いや、何も…ほら、着いたぞ」

Na「あぁ」

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