逃げられない ページ33
バスを降り
家までの坂道を、早足で歩くA。
リクルートスーツ
履きなれてない黒のパンプスが、痛い。
息を切らし
家の前まで来たところで、足を止めた。
-ダメだ。
何故だかわからないけど、ダメな気がする。
呼吸を整えて
今来た道を、ゆっくりと下った。
一つ目の角を右に曲がって
近所のおじさん達が集まってる居酒屋に入った。
A「すみません。ビールとチキン下さい。」
-----
一足先に
一人でお疲れ会。
おじさん「お嬢ちゃん、サービスだよ^ ^」
なんて
おでんの盛り合わせをくれるもんだから
お酒のペースの上がること。
A「おじさん、焼酎おかわり^ ^」
気分良く飲んでたAに
聞き覚えのある声
店の小さなテレビの方に目をやると
カラフルな頭の五人組がうつってる。
おじさん「おいおまえ！次BIGBANGが歌うぞ！」
おばさん「あら大変！ボリューム上げて！」
二人の会話に
思わず笑っちゃった。
どんなに見ないようにしても
どんなに心を整えても
そんなの意味ないよ
って
神様に言われてるみたい。
焼酎の入ったコップを持って
テレビの前に移動した。
おばさん「お嬢ちゃんは誰のファン？
私はTOPよ♡」
A「ジヨンが…大好きなんです。」
大きくなり過ぎた気持ち
口に出すと、心が少しだけ軽くなった。
画面越しに、、目が合う。
笑ったり
煽ったり
色んな表情を見せるジヨンに
釘付けになった。
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Kitty(プロフ) - 続きが気になります笑。更新頑張って下さい！お気に入りもさせてもらいますね(^^) (2014年11月26日 23時) (
レス) id: 3f1e31dfab (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続きが気になりますー！更新待ってます！頑張って下さい！ (2014年4月17日 20時) (レス) id: 74b1c4b75e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タムタム | 作成日時：2014年3月25日 22時
