▽ 俺を救ってくれる人 juri side ページ7
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どうしようもなく押し潰されそうになったとき、俺は無償にその人の声が聴きたくなる。
樹「...もしもし、」
「、っ....ん?
...、じゅり?」
樹「ごめん寝てたよな」
「、うーうん。だいじょうぶだよ。どした?」
真夜中の電話。
明らかに寝起きの声。
寝てたはずなのに、
まるでそんなことなかったかのように
すぐ受け入れてくれる人。
樹「声、聴きたくなって」
「ぅん。」
樹「...ごめん」
「ふふっ、なんで謝るの。いーよべつに。」
樹「明日仕事?」
「うん。樹もでしょ?」
樹「昼からだけど、」
「ねぇ、一回切っていい?すぐかけ直すから。」
樹「あぁ、うん。」
プツッ、
樹「....はぁ、」
さっきまで息苦しくてしょうがなかったのに
その声を聞いたら自然と肺に空気が入ってきて。
切られてしまえばまた息が詰まりそうになる。
はやく、
はやく声が聴きたい。
でも、10分経っても20分経っても
折り返しはかかってこない。
こんな時間だもん、寝たよな。
あぁ、また苦しい、、
そう思ってたときだった。
♪〜〜
樹「っ、A、?」
やっとかかってきた。
ちゃんとかけてきてくれたんだ。
「遅くなってごめんね。
樹さぁ、何番だっけ?」
樹「...え?」
「部屋、何番だったっけ。
サプライズしようと思ったのにさ
忘れちゃってピンポンできないわ。笑」
樹「え、家来てんの?」
「はやくー。何番?」
頭が追いつかない。
Aが来てるの?
大人しく部屋番を伝えれば、すぐに鳴ったインターフォン。
そのモニターに写るのは紛れもなくAで。
なんだよ、これ。
充分サプライズなんだけど。
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*yuki*(プロフ) - りさん» 数ある紅一点の物語の中から見つけていただき有難うございます!ただの溺愛紅一点ではない感じになってますが...、引き続きよろしくお願いします* (3月12日 22時) (レス) id: 9dcb573911 (このIDを非表示/違反報告)
*yuki*(プロフ) - 美紀さん» 前作に続きコメントありがとうございます!引き続きよろしくお願いします* (3月12日 22時) (レス) id: 9dcb573911 (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 初めまして‼︎この物語1から読みましたがとても考えさせられるところがあり読んでいて泣きそうになりました。続き楽しみにしてます‼︎ (3月12日 22時) (レス) @page7 id: ab4d9f1330 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう (3月12日 0時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*yuki* | 作成日時:2024年3月11日 20時