▽ 下心 pink side ページ42
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佐「ぃってぇ、」
今日はYouTubeのダンプラ動画の撮影。
リハの時に張り切ってやったアクロバットの着地で腰を痛めてしまった。
踊れないほどではないかなって思って誰にも言わなかったけど、いざ撮影が終われば本格的に痛くなってきて。
今週は他にもダンスの企画があるし、このまま大人しく接骨院に行ってケアしようかなと思った時だった。
「さっくん」
佐「ん？なーに？」
「なーにじゃないでしょ、」
こっち来て、とAに手を引かれて入ったのは事務所にあるトレーニングルームで。
そこに置いてある簡易ベッドの前まで連れてこられてしまえば、横になるほか選択肢がなくなった。
うつ伏せで寝れば、何も言ってないのに迷いなく腰にタオルを敷かれる。
「軽く触るよ？」
佐「ん、」
「痛かったら言ってね」
まずは周辺の筋肉をストレッチするように伸ばしてくれながら段々と痛いところの核心に迫っていくその手つきは、もしかしたら予約しようとしていた接骨院の先生なんかより上手いかもしれない。
単純にマッサージの技術以外にも、どこを痛めてるかとか俺の身体の癖を口に出さなくてもわかる関係性だからこそなんだろうけど。
それにしてもマジで気持ちいい。
...変な意味じゃないよ？
こういう時に、
本当に国家資格持ってんだなぁって感心するんだ。
佐「っ、、ぅ」
「ここだよね、痛いとこ」
佐「うわぁ、、やべぇ、いてぇ、、」
「...なんですぐ言わなかったの？」
佐「いや、いけっかなぁって思ってさ」
「さっくんっていっつもそう言うよね」
うん。確かに。
こうやって怪我してAにマッサージしてもらうのも今に始まったことじゃない。
腰痛持ちのふっかもそうだし、肝心の本番前によくこうやって怪我すんのは俺で。
その度にさりげなくケアしてくれた。
「ふっかにもよく言ってるんだけどさ、筋肉バランスが悪いと腰にくるからね。
特にさっくんは腹筋が強いから、ちゃんと背筋も鍛えてバランス取らないとまたぶり返しちゃう。」
佐「背筋かぁ、
特別意識してなかったかも。」
「照にメニュー組んでもらえば？」
佐「あり。そうすっか。」
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＊yuki＊(プロフ) - りさん» 数ある紅一点の物語の中から見つけていただき有難うございます！ただの溺愛紅一点ではない感じになってますが...、引き続きよろしくお願いします＊ (3月12日 22時) (
レス) id: 9dcb573911 (このIDを非表示/違反報告)
＊yuki＊(プロフ) - 美紀さん» 前作に続きコメントありがとうございます！引き続きよろしくお願いします＊ (3月12日 22時) (レス) id: 9dcb573911 (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 初めまして‼︎この物語1から読みましたがとても考えさせられるところがあり読んでいて泣きそうになりました。続き楽しみにしてます‼︎ (3月12日 22時) (レス) @page7 id: ab4d9f1330 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう (3月12日 0時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊yuki＊
| 作成日時：2024年3月11日 20時
