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疲れているはずなのにまだ寝れる感じがしなくて、明日はオフだしもう少し夜更かししてもいいかとベッドの上に座って本を読むことにした。
きっと寝れないのはAも同じはず。
もしものためにも、
もう少し起きとこうかな。
しばらくして、そろそろ横になろうとしたとき
遠慮がちにノックする音が聞こえた。
――やっぱりな、
こんなことまで予想できてしまう自分に笑えてくる。
ドアを開けるとAが俯いて立っていた。
「、寝てた？」
照「ううん。起きてたよ」
「...、」
照「寝れない？」
「、うん」
照「ん。おいで」
素直に俺の後をついてくるAに、必死に隠している気持ちがもうそこまで顔を出している。
考えないように掻き消そうと彼女を作っても結局変わることのない、いや、変えることが出来ないこの気持ちはどうしようもなくて。
ダメだとわかってるけど、そう思うほどにどんどん大きくなってる。
――お嫁ちゃん、Aなら岩本家はいつでも大歓迎よ
さっきの母さんの言葉をふと思い出してしまって顔が熱くなった。
照「横になりな。とりあえず身体休めないと。」
「うん、」
照「...ん？どうした？」
「ひー、も。いっしょに。」
照「、、。」
「、ごめん。やっぱ戻ｒ、」
照「いいよ、Aが大丈夫なら。」
ベッドに入ったAに寄り添うように、俺も続いて横になる。
「...今日だけ、ごめん」
そう言って俺の胸にしがみつくAをみて、守ってやれなかった後悔が押し寄せる。
痛々しい頬や口端も、俺の胸元のシャツを握りしめる血が滲んだ左手も。
もう二度とこんな傷をつけさせてはいけない。
Aは心身ともに強い子だけど、やっぱり女の子なわけで。
最近は俺を含めてメンバーも「Aなら大丈夫だ」と過信しすぎてしまっていたんだと思う。
ーーー照「おれがAのこと守るから」
ーーーA母「ふふっ、ほんとに？」
ーーー照「本気だから。俺の一生賭けて守る。約束する。」
ーーーA母「そう。ひかるなら安心だわ」
ーーーA母「...あの子のこと頼むわね？」
そう、約束したんだから。
目の前にいるAをギュッと抱きしめる。
しだいに聞こえはじめた寝息に安堵して。
ーーーちゅ、
ひとつだけ、額に口付けを落とした。
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＊yuki＊(プロフ) - りさん» 数ある紅一点の物語の中から見つけていただき有難うございます！ただの溺愛紅一点ではない感じになってますが...、引き続きよろしくお願いします＊ (3月12日 22時) (
レス) id: 9dcb573911 (このIDを非表示/違反報告)
＊yuki＊(プロフ) - 美紀さん» 前作に続きコメントありがとうございます！引き続きよろしくお願いします＊ (3月12日 22時) (レス) id: 9dcb573911 (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - 初めまして‼︎この物語1から読みましたがとても考えさせられるところがあり読んでいて泣きそうになりました。続き楽しみにしてます‼︎ (3月12日 22時) (レス) @page7 id: ab4d9f1330 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう (3月12日 0時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊yuki＊
| 作成日時：2024年3月11日 20時
