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少しあとに気になる会話が聞こえてきた。
「 なあA？ 」
「 なんすか 」
「 照を助けてくれたあとは、どうなんの？ 」
ふっかさんが呼ぶのはもう1人の人の名前だろう。
そして返事をするのは、敬語と口の悪さが混じった女の人の声。
1番気になったのは''照を助ける''というワード。
よく分からなかったけど、少しの間の後、
「 …どうもなりませんよ 」(笑
Aと呼ばれる女の人は笑ったような声でそう言った。
「 深澤さんは馬鹿ですね〜、流石にこの質問をされる未来は見えてませんでしたよ 」
「 …じゃあ、この未来も見えてなかった？ 」
「 え？ 」
おっと、これはいけないやつだ。
康二くんがいたら耳と目を塞がれてるやつだ。
でも、目を離せなかったのは、自分の好奇心と
[ __♪ ]
僕のポケットから鳴った携帯の音が邪魔をしたから。
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やばい、と思うよりも早く足が動いた。
とにかくバレないようにしないと。
思いっきり走って、何とか外に出ると着信は既に着信履歴に変わっていた。
再びその番号を押して電話をかける。
「 …っ、もしもし 」
息が切れた自分を落ち着かせながら、話す。
「 はい、…わかりました。はい、失礼します 」
マネージャーからの電話になんだ、と思ってる自分。
「先に帰って」と言ったけど、きっと阿部ちゃんは駅で俺の事を待っていてくれるんだろう。
そう思い、病院をあとにした。
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「 やっぱり 」(笑
「 流石にこの時間だからね 」
「 優しいなあ 」
阿部ちゃんは案の定、さっきの所で待っていてくれた。
「 忘れ物、見つかった？ 」
「 うん、ほら携帯 」
バレないように、携帯を見せて笑う。
「 …ふっかどうだった？ 」
背筋が凍った。
なんで僕がふっかさんの所へ行ったのがバレているのか。
「 ごめんごめん、そういう訳じゃなくて 」(笑
話す順序を間違えたね、と言う阿部ちゃんは1から説明してくれた。
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a.(プロフ) - ちなこさん» 読んでいただきありがとうございました、感動したと言っていただけて本当に嬉しいです、こちらこそありがとうございます^^* (2020年7月16日 14時) (
レス) id: b266b51c87 (このIDを非表示/違反報告)
a.(プロフ) - ソニックマニアさん» 読んでいただきありがとうございました、初めてファンタジーのお話を書いたので不安だったのですがそう言っていただけて本当に嬉しいです^^ (2020年7月16日 14時) (レス) id: b266b51c87 (このIDを非表示/違反報告)
a.(プロフ) - クレーンゲームに住む化け物さん» お読みいただきありがとうございました^^ (2020年7月16日 14時) (レス) id: b266b51c87 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - すっごくすごく素敵で感動しました。素敵な時間を過ごせましたありがとうございました (2020年7月14日 1時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニックマニア(プロフ) - はじめまして。ファンタジーは読み進まないことが多いのですが、とても読みやすく最後まで一気に楽しませていただきました！他の作品ものぞかせていただきますね(^^)ありがとうございました。 (2020年7月13日 7時) (レス) id: 8e1cd423bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a.
| 作成日時：2020年7月12日 18時
