第8話 ページ9
「俺がいつも通り賭場でギャンブルをしていて
もうすぐで大儲け出来そうだったんだが、
気がついたら全財産15円になっちまってた。
腹減って宛もなくさ迷ってたら、イケブクロにい
て、そこで倒れちまった。そこに、お前ら2人に
た助けられた。って感じだ。」
へへっと笑いながら帝統は私たちに話しているが、
「いや、やばくね?」
二郎が私が思ってることを口に出した。考えることは同じらしい。
「いや、それな。職業ギャンブラーの人ってやっぱ
色々とデンジャラスなんだね。」
「ははっ笑。でも今回はお前らがいなかったらまじ
で取り返しのつかないことになってたかもな」
「本当にありがとうな」
帝統が私たちに頭を下げた。人からお礼を言われるのは嫌じゃない。むしろ好きだ。その人にいいことをしてあげられたのだと感じるから。
「どういたしまして」
ニコッと笑いながら返した。
「べ、別に当たり前の事しただけだ///」
二郎のやつ、また照れてやんの笑。学校の人がこの二郎の顔見たら気絶するかも知れないな。
すると、いち兄とサブちゃんが部屋に入ってきた。
「お前ら本当にいいことをしたな。兄ちゃんは
嬉しいぞ。」
「二郎、お前低脳のくせになかなかやるじゃないか」
「うるせぇ低脳は余計だ!」
相変わらずこの2人は仲良いな〜
ぐぅぅぅぅぅぅぅ
そのとき、私と帝統の腹の虫が同時に鳴った。
「wwwwAとハモったなw」
ははっとみんな笑う。たしかにお腹空いたな。
「私、晩御飯作ってくるね」
「おう!帝統さんも食べていくよな」
「え!いいのか?!」
いち兄が言うと帝統の目が子供のようにキラキラしている。
ま、眩しい.......。
「うん。私の作るオムライスで良かったらだけど。」
「あぁ!もちろんいいぜ。本当にお前らって良い奴だな!」
「ありがとう笑」
「姉さんのオムライスはとても美味しんだぞ」
「それは三郎と同感だ。」
うんうんと二郎とさぶちゃんは頷きあっている。
やっぱり仲良いじゃないか。
「ちょっとまって」
そう言うと私はキッチンに歩いて言った。
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作者名:にき | 作成日時:2019年9月16日 11時