愛してほしいと叫んだのは、

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しばらく話をした後、時間を見たら22時を過ぎようとしていたので帰ろうかなと言うと大谷くんが送ってくよって言ってくれた。

１階に降りるとお母さんが出てきてまた来てねと言ってくれた。

お母さんの声で私が帰ると察してくれたお姉さんもリビングから出てきてくれた。

「Aちゃん、翔平のことよろしくね！また家遊びに来て！待ってるから」

「はい！ありがとうございます！」

頭を下げて家を出ようとするとリビングから声が聞こえる。








「翔平！送り狼になるなよー！」

「…誰か兄ちゃんなんとかしてよ」


頭を抱える大谷くんを見てお母さんとお姉さんと笑い合った。

大谷くん家を出て2人で自転車を押して歩く。



「Aさん、遅くなってごめん」

「ううん、すっごく楽しかった！」

「楽しんでくれて良かった」

「今日は本当にありがとね」

「こちらこそ、…Aさんは宮城の大学受かったら岩手から通うの？」

「うーん、一人暮らししたいと思ってるんだけど、お父さん厳しいから難しいかも」

「まぁ、Aさん女の子だからお父さんは心配だろうね」

「説得出来るように頑張るよ」

「一人暮らし決まったら教えてよ、何か手伝える事あれば手伝うから」

「え！大丈夫だよ！大谷くんだって忙しいだろうし…」

「アメリカ行く前だったら全然大丈夫！」

「ふふっ、ありがとう」







話してるうちに、自分の家の前まで来ていた。

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