You Gonna Be Happy. [ BTS ]

HOSEOK：明るさがほしい日に読む話 ページ5

.




「 お？Aヤー！ 」


ドアを開ければおかえり！と駆け寄ってくるホソクは、どこからどう見ても犬みたい。



「 あー、うん。ただいまただいま。 」
「 ご飯？風呂？それとも俺？ 」
「 それ、どっちかというと私のセリフだよね。 」



そう言うとえ？そうなの？と首を傾げる。
純粋なのかなんなのか。
でもこの純粋さにいつも救われてたりするの。




「 今日残しちゃった仕事、今からするね。 」



いい？と聞いておきながら返事も聞かずパソコンを開き、文字を打ち始めた。
一行進んだか進まないかのうちに横から手が伸びてきて、慌ただしく動いていた私の手を包み込む。




「 だーめ。先にご飯食べて風呂入って。 」
「 でも、 」




終わらないって言おうとしたら、ホソクはその場にしゃがんで私の目をじっと見た。




「 えっと… 」
「 今のA、すごく疲れてるんだよ？自分じゃ気付いてないんだろうけど。 」




その締め切り、いつまで？という質問に、一週間後と答えると




「 やっぱりね(笑) 」




って笑われた。






「 Aは頑張りすぎるところがあるからね〜。 」





そう言うと、鼻歌を歌いながらキッチンからお皿を運んできたホソク。





「 え！ハンバーグ？ 」



あったかそうな湯気を出して運ばれてきたのは私の大好物で。



「 ホソガが作ったの？ 」
「 そうだよ？俺こういうことでしか応援できないから(笑) 」





応援。
その言葉にハッとなった。





.

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す