第775話 これから。【YC Side】 ページ15
【YC Side】
[]は韓国語↓
こんな風にチャンミンが俺を
プラネタリウムに連れてきてくれるとは
思ってもいなかった。
純粋にプラネタリウムで普段見れない
星空を見れたのも嬉しかったし
チャンミンが笑ってたのが嬉しかった。
プラネタリウムを出ると
ケータイの電源を入れてメールを打つ。
『今チャンミンとプラネタリウムで
デートしてたところ＾＾ ユチョン』
｜
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｜
その後はハートが飛んでそうなぐらい
恋人が溢れる街を
２人並んでブラブラと歩いてみたり
いろんな店の中を見てみたり。
途中で気づかれて走ったりもしたけど
クリスマスはいつも仕事だった俺達は
そんな出来事も楽しかった。
無事にファンを巻いてカフェで休憩中…
YC[今日は、みんな夜にはこっちに帰ってくるみたい。]
CM[デートじゃないんですか？]
大きな口でケーキを頬張りながら
チャンミンは不思議そうに言う。
CM[クリスマスにデートって言ったら、泊まってもおかしくないじゃないですか？]
YC[ジヨンとソンヒちゃんは姉妹だからね〜…娘２人がクリスマスに外泊したら、お父さん怒っちゃうでしょ？]
CM[んー…]
YC[それに、２人共、昨日付き合ったばかりだし！挨拶もしてないよ(笑)]
CM[あぁー…それじゃあまだ外泊はできませんね。]
うんうん、と頷きながらチャンミンは
２個目のケーキを食べ始める。
俺はその、相変わらず気持ちいいぐらいの
食べっぷりをまじまじと見つめていた。
CM[…そんなに見ないでくださいよ。]
YC[(笑) いや…そんなにケーキ好きなの？]
CM[ケーキってゆうか…]
YC[食べ物が好き？笑]
CM[(^^)]
またパクッと一口食べる。
YC[みんな帰ってくるなら、ケーキ買ってこうかな。]
CM[……]
YC[クリスマスと言えばごちそうとケーキでしょ？]
CM[そうですね。]
YC[多分夕飯は食べてくるだろうから、ケーキぐらいはね。]
CM[……]
チャンミンは食べかけのケーキを残し
フォークを置くと
窓の外を見ながら
熱いコーヒーを飲む俺を呼んだ。
CM[ヒョン…]
YC[…なに？]
CM[僕…これから用事があるので…]
YC[え？]
チャンミンはアイスコーヒーを飲み干すと
「すいません」と頭を下げた。
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月24日 12時
