Begin...【changmin】第７章-Part２- (ページ11)

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第771話クリスマスイヴ。【CM Side】ページ11

【CM Side】
[]は韓国語↓

僕が浮気なんかするわけない。

たとえキレイな女の人に目がいっても
それは光の速さ程、一瞬の間。

でもそれは男なら誰でもあるでしょ？

僕はもうとっくの昔から
Aだけしか
見つめたいと思わないのに。

そんな愛しいAと一緒に
クリスマスイヴを過ごせない僕の

モヤモヤしたじれったい気持ちを
逆なでするユチョンヒョン。

―――― ブーッブーッブーッ

CM[はぁ～…]

…ユチョンヒョンもしつこいですね。

またユチョンヒョンからの
"構って"の電話だと思いケータイを開くと
待受画面の表示には"JUNSU"。

CM[もしもーし]

JS[あっ！！チャンミン！？]

CM[そうですよ。ジュンスが僕に電話したんでしょ？]

JS[メリークリスマス！！♪]

CM[……]

…この人達は離れていても
考えることは同じなんですかね？

いつになくテンションが高いジュンス。

だけどそのハイテンションは
今日がクリスマスイヴだからだと
さっきの一言で予想がついた。

CM[今日、僕は暇じゃないですよ。Aとも会いませんし、他の女の人と出掛けたりしません。]

JS[そうなの？じゃあさ、ユチョンと遊んであげてよ！]

CM[はい？]

JS[ユチョンからさっき電話かかってきたよ？寂しがってたからさ！]

CM[なんで僕が…ユチョンヒョンこそ、そうゆう遊んでくれる女性がいるんじゃないんですか？]

JS[さぁ～…その辺は僕もよくわからないけどさぁ、せっかくのクリスマスなんだから楽しく過ごしたいじゃん？]

CM[……]

YC[ユチョン、可哀想だからよろしくね！]

…予定を無視して無理矢理付き合わされる
僕は可哀想じゃないのか(笑)

そんなジュンスのハイテンションに
圧倒されるようにして
「わかりました」と言うと電話を切った。

そしてユチョンヒョンにメールを打つ。

『１時に駅前に来てください。
５分遅れたら帰ります。チャンミン』

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待ち合わせの時間を３分過ぎて
ユチョンヒョンが信号を走ってくる。

そして満面の笑みで「セーフ！」と言うと
今度は待ち合わせ場所の建物と僕の顔を
興味深そうに交互に見た。

僕は次にヒョンから出る言葉が
なんとなく予想がついて

キョロキョロするヒョンを残したまま
照れ隠しをするように
受付へと早足で向かった。