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守れへんかった…翔太くん、連れていかれてもうた
「ううっ……ひく……っ、……うぅっ…」
最低や俺、翔太くんは俺を守ってくれたのに…なんで俺はこうなん？
「翔太くん…殺されちゃうんかな……そんなん
嫌やて……」
佐「……っ、まだ…打開策はある」
「ほ、ほんまに…」
目「あぁ、だから泣くな」
「絶対、絶対に助かるよな？」
佐「心配するな、俺たちがついてる」
二人にまじまじと見られていてさっきまで泣いていた自分が恥ずかしくなった
「ぐすっ…変なとこ見せてもうたな…」
佐「そんなことないよ」
目「俺たちは何も見てないから」
そんな優しい嘘をついてくれた
佐「はぁ…じゃあ探しに行くか」
目「そうだな、急がないと手がかりが薄れる」
「でもどうやって」
佐「気を使うんだ」
「気を使う？」
―――――
佐「妖はさ、気を読むのが得意なんだ」
目「ほら、人間でもよくいるだろ？空気や音に敏感な奴と鈍感な奴。そういうのに似た感じ」
「へぇ〜そうなんや」
佐「そうそう、それでめめは気を読むのが上手くてさ」
目「上手いって…笑、そうでもないけど」
と、いいつつ満更でもない表情を見せる
「ちなみに佐久間くんは？」
佐「俺はね〜結構苦手なほう笑」
目「ほんとそれでいつも困ってるんだからさぁ」
佐「だってだって、しょうがなくない？？」
目「しょうがない…しょうがないのか？よく分かんねぇ」
二人にしか分からない話やな、一緒にいるとちょっと気まずいかも…笑
佐「めめ、まだこっち？」
目「あぁ、アイツら追っかけるのに必死で気を隠すこと忘れてる。超好都合」
「よかった…」
佐「よし、気を引き締めて行くぞ」
―――――
渡辺side
「……っ」
岩「さっさと吐けよ」
「言ってること通じない？知らないつってんだろ」
なんで俺こんなにやられてんだ、おかしくね？？
つーか誰か助けに来いよ！！
岩「叫んだって誰も助けに来ねぇから」
「叫んでねぇよ、バァカ」
最悪だ…思考は読まれるわ、ひたすら攻撃をされるわ
阿「まだ抗う気？懲りないねぇ」
ラ「ねぇ、照くん！！僕にもさせてーっ」
岩「ラウはダメ、こいつを殺すだろ？殺したら面白くねぇからよ」
はぁ、いたぶるのが好きなタイプか
岩「ほら早くしろよ」
「無理。断る」
岩「ちっ…あぁ言えばこう言う。大人しく副総長の言うこと聞けよっ！！」
とうとう痺れを切らしたのか俺の首根っこを掴み空中に差し出した
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雨乃ふあ(プロフ) - えなさん» 閲覧していただきありがとうございます。毎日更新できるように頑張ります (2021年3月10日 2時) (
レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください (2021年3月8日 12時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨乃ふあ | 作成日時：2021年1月26日 13時
