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?2「んあ"ぁ"?」

「……しょ、翔太君……」


背後から翔太君が声をあげた


渡「お客様…悪いですが――お引き取り願えますか?」


そう言って俺と怪力の男を離して俺の前に立った


「えっ…えっ??翔太君どったの?」

?2「貴様……何者だ」

渡「この神社の主でございますが、何か?」

?3「え?なに何この人怖〜笑」

「たとえお客様であっても俺の弟子に手を出すことは許しません……さっさと去"れ"ぇ"ぇ"ぇ"この野郎!!!」


翔太くんの言葉に三人は少し驚き身体を震わせた


?2「ハハッ…貴様威勢がよくて俺は好きだぞ。今日のところは引き上げてやろう、行くぞ」

?3「えぇーっ、もうちょっと楽しみたかった」

?1「……失敗か」


そう言い残し三人組は煙と共に姿を消した


渡「…平気か?」

「しょ、しょっぴー…」

渡「おいおい、泣くなって…」

「だってぇ…なんかめちゃめちゃ怖かったんやもん」


しょっぴーが来てくれたから良かったけどあのままだったら……

そう思うと身震いどころでは済まなかった


――――――
渡辺side


「康二…何を聞かれた?」

向「……その」

「言えなそうか?なら無理には聞かない」

向「……狐はおるか?って」

「狐……」

向「でも俺は何も言ってない!!そもそも居場所なんて知らんし…」

「あぁ、よく口を割らなかったな。偉いぞ康二」


再び泣き出しそうな康二を抱きしめ頭をさすった


向「ぐすっ…うぅ…」

「…とりあえず入口は閉めようか。今にも悪い気が入ってきそうだ」


康二に入口を閉めてもらい大広間にて状況を整理した


「……つまり康二を攻撃してた奴らは狐を探していた」

向「狐だけやない、雪男や天狗のことも言ってた。佐久間さんと目黒さんを探しているんやきっと」


雪男と天狗を?なんのために…


向「にしてもしょった君…助けてくれてありがとう」

「お礼は言わなくていい、当たり前のことをしたまでだし」

向「なんで俺が胸ぐら掴まれてるわかったん?」

「いつも康二から感じるのは優しい気、だけどさっきは今にも死にそうな気がしてたから…」

向「…しょった君は凄いんやね」

「神社の跡取り主を舐めんなよ?笑、それくらいの人の気は分かる」


それに…目が見えにくい分、感覚がそれ意外に回るから余計に、な


向「しょった君は神に選ばれた人なんやな」

「その言い方はなんか笑」

向「ちょー!!笑わんといてや」


とにかく康二が無事でよかった。俺は安堵のため息をついた

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雨乃ふあ(プロフ) - えなさん» 閲覧していただきありがとうございます。毎日更新できるように頑張ります (2021年3月10日 2時) (レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください (2021年3月8日 12時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨乃ふあ | 作成日時:2021年1月26日 13時

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