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「ごめんなさい!!」

佐「いやいや、そんなに頭下げなくても…」

「俺がその事理解してればお風呂に入る?なんて聞かんかったのに…」

佐「だから大丈夫だって笑、俺も言われた時にきちんと断れなかったからお互い様だよ」


と、淡いピンクの着物の袖口をぶらぶらさせて言う


目「ただいま…って誰?」

佐「めめ酷い!!俺だよ佐久間さんだよぉ」

目「佐久間くんまた縮んだ?」

佐「いや諸事情で笑」


佐久間くんは俺のせいで自分が縮んだことを目黒さんにバレないよう適当に言い訳を取り繕ってくれた


目「でも半分サイズの佐久間くん可愛いっすよ」

佐「ちょっと!!いじるなよぉ笑」


目黒さんの腰の高さほどの身長になった佐久間さんは姿さえ見なければいつもと同じだ


目「しばらくミニ佐久間くんじゃん笑」

佐「もう恥ずかしい」

「ほんとごめんなさい…」

目「…?何かあった??」

佐「いや、何もねぇよ笑」


彼は"これ以上謝れても困る"というような表情を見せ


佐「ねぇ、向井さん!!何か冷たいものでもある?」

「冷たいもの…アイスとかでも?」

佐「まじ!?食べたい、食べたい!!」


小さな体をぴょんぴょんさせ嬉しそうに言う


「ほんなら用意してくるから待ってて」


―――――

「はぁ…」

深「大丈夫だった?」

「うん…なんとか、…にしてもふっかさんよく分かったね」

深「あぁ、さっき妖怪について地下の書庫で調べてたんだよ。そこに書いてあってさ」


ふっかさんに言われなければ俺は佐久間さんのことを…

そう思うと震えが止まらなかった


「でもなんで急に調べ物なんか…?」


深「いや…狐さんのこともあるし、ちょっと妖怪に興味持ってさ」

「はぁ、なるほどな。確かに」


俺の今日の教訓としてはもう妖怪にお風呂勧めるのはやめよう、それやな


「それで…狐さんの情報、何か分かったん?」

深「んー、それがね…古い書物だったのか書いてあることが難しすぎてさ」

「え?どしたん??」

深「実はネットで調べた方が分かりやすく載ってたんだよね」


そう言って携帯の画面を見せてくれた


「へぇ…ちょっとよう見せて」

深「ほら、見てみろよ」


狐とは主に人間に悪さする妖怪で人間に幻想を見せる妖怪、また悪戯好きで人間に化けるのも得意とする。また――


渡「えっ!?」


その声にびっくりし振り返ると翔太くんが立っていた

・→←<第参章>人間ト妖ノ奇妙ナ共同生活



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雨乃ふあ(プロフ) - えなさん» 閲覧していただきありがとうございます。毎日更新できるように頑張ります (2021年3月10日 2時) (レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください (2021年3月8日 12時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨乃ふあ | 作成日時:2021年1月26日 13時

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