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深澤side


「…なぁ、康二」

向「ん?」

「今日は色々あったな」

向「せやね…びっくりしたことだらけやった」


屋敷内で火事なるし、それをたまたま神社にやってきたお客さんに助けてもらうし、そのお客が妖怪だったし


「…なんかまだ鳥肌立ってる」

向「ふっかさんはあの二人を信じる?」

「信じる?ってあれだけ姿見ちゃったらね…多少は…ね」

向「怖ない…?」


怖い…か、そうだなぁ


目「あぁぁ!!佐久間くん何やってんの!?」

佐「ごめんって〜」

目「もう、部屋寒いじゃん何やってんの…」

佐「うぅ…だ、だってぇ〜」

目「佐久間くんといたくないんだけど」

佐「そんなこと言わないでよぉ〜」


……怖くないかな笑


向「あの人たち何やってるんやろうね…」

「さ、さぁ笑」

向「後で様子見に行ったろうか、俺は先にお風呂沸かしてくるな」

「おう、ありがとう」


そう言うと康二はお風呂場へと向かった


「いい機会だし妖怪…調べるか」


―――――

「翔太ぁ〜」

渡「…今度はふっかか、……何??」


おおぉ…なんか翔太怒ってない??


「この家どっかに書庫なかったっけ?、って思って」

渡「書庫…?確か地下にあった気がするけど……」

「あぁ、地下あったんだ。いやぁ来るの久々で笑」

渡「書庫行って何するつもりだよ」

「まぁまぁまぁ、いいだろ?」

渡「怪しい……」

「ま、部屋教えてくれてサンキューな」

渡「ふっか…サンキューな、の顔がきっしょいよ」

「ちょ!!流れるように悪口言うなよ笑」

渡「あっはは、悪い悪い。あ…書庫段差に気をつけろよ」

「おうよ」


翔太に書庫の場所を聞き地下に向かった


―――――
渡辺side


「………」


訳わかんない。妖怪って何?狐、は?そんなものがいるなんて俺は信じない


「ふっかも康二もどうして信じられるんだ」


俺は空想のものを信じる心すら忘れてしまったのか?


―――いつの日だっただろう…家族か友人か記憶にないが


"お前は夢がない、なぜ信じないこの堅物の翔太め!!"


と言われたことがあった


別にそうだって構わない、今はそう思える

ただ、当時子供の俺にその一言はどれだけ精神を抉られたのだろうか。周りの奴らは知る由もない


"…翔太が信じてくれなくても俺は翔太を信じるから"


「…っ!?」


信じるってなんだよ…。そんな簡単に信じるなよ!!


「……はぁ」


おまけにふっかも書庫行きたいとか言い出したし

分からないことだらけで頭が痛いよ

<第参章>人間ト妖ノ奇妙ナ共同生活→←・



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雨乃ふあ(プロフ) - えなさん» 閲覧していただきありがとうございます。毎日更新できるように頑張ります (2021年3月10日 2時) (レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください (2021年3月8日 12時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨乃ふあ | 作成日時:2021年1月26日 13時

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